8.4.11 MQ-Seriesディレクティブ
データはMQ-Seriesメッセージとして送信されます。
このオプションでは、IBM MQ-Series Javaクライアント・ファイルを使用できるようにする必要があります。
mq.user=*promptの場合、フィールドがブランクの認証ダイアログが表示されます。
mq.user=remoteuserの場合、ユーザー・フィールドにリモート・ユーザーが指定された認証ダイアログが表示されます。
mq.user=remoteuserおよびmq.password=passphraseの場合、認証ダイアログは表示されません。
キーワード |
説明 |
---|---|
mq.name |
ユーザー・エージェントの[送信]メッセージ・ボックスに表示される記述名 |
mq.host |
MQ-Seriesのサーバー名 |
mq.port |
サーバーのポート |
mq.user |
ログオン・ユーザーまたは*prompt |
mq.password |
ログイン・パスワード |
mq.channel |
MQ-Series通信チャネルの名前 |
mq.queue.manager |
MQ-Series待ち行列マネージャーの名前、または省略値の待ち行列マネージャーの場合は*default |
mq.queue |
MQ-Series待ち行列の名前 |
mq.encoding |
テキスト・メッセージのエンコーディング。mq.ccsid値を使用する場合は*cssid、エンコーディングがない場合は*none |
mq.ccsid |
メッセージの文字セット・エンコーディングのID |
mq.format |
メッセージ形式。形式なしの場合は*none、内容タイプが形式なし以外のテキスト・タイプの場合はMQSTRの*default、またはユーザー定義形式。8文字 |
mq.priority |
メッセージの優先順位。省略値は0 |
mq.persistent |
メッセージの永続性。*yes、*no、または*default |
mq.userid |
メッセージのユーザーID。12文字 |
mq.expiry |
10分の1秒単位のメッセージの有効期限 |
mq.applicationid |
メッセージのアプリケーションID。32文字 |
mq.type |
メッセージ・タイプ。*datagram、またはメッセージ・タイプを指定する数字 |
mq.messageid |
メッセージID。*defaultまたは24文字 |
mq.correlationid |
相関ID。*defaultまたは24文字 |
mq.id.encoding |
メッセージIDと相関IDのエンコーディング |
mq.reply.queue |
応答待ち行列 |
mq.reply.queue.manager |
応答待ち行列マネージャー |
mq.method |
メッセージをGETするか、メッセージをPUTするかを指定。省略値はPUTです。 |
mq.waittime |
GETメソッドと一緒に使用して、メッセージの待機時間を指定します。省略値は2000ミリ秒 |
MQ-Series IBM i の構成
以下のi5/OSコマンドでは、必要なMQ-Seriesオブジェクトを作成し、ポストされた内容を受け取ります。
GO CMDMQM
STRSBS QMQM/QMQM
CRTMQM MQMNAME(USERAGENT.QUEUE.MANAGER)
STRMQM MQMNAME(USERAGENT.QUEUE.MANAGER)
CRTMQMQ QNAME(USERAGENT.QUEUE) QTYPE(*LCL) MQMNAME(USERAGENT.QUEUE.MANAGER)
CRTMQMCHL CHLNAME(USERAGENT.CHANNEL) CHLTYPE(*SVRCN) MQMNAME(USERAGENT.QUEUE.MANAGER)
STRMQMCHL CHLNAME(USERAGENT.CHANNEL) MQMNAME(USERAGENT.QUEUE.MANAGER)
STRMQMLSR MQMNAME(USERAGENT.QUEUE.MANAGER)
以下のディレクティブでは、MQ-Seriesメッセージ待ち行列にファイル内容を入れます。
#
# MQSeries Directives
#
mq.name=Message queue
mq.host=lansa01
mq.port=1414
# mq.user=user
# mq.password=password
mq.queue=USERAGENT.QUEUE
mq.channel=USERAGENT.CHANNEL
mq.queue.manager=USERAGENT.QUEUE.MANAGER
mq.ccsid=37
mq.encoding=Cp037
mq.ccsidは、MQメッセージ・ヘッダーのCCSIDを設定します。mq.ccsidがない場合、「0」が使用されます。つまり、待ち行列マネージャーの省略値を使用します。
ファイル内容がテキスト・タイプの場合、Unicode内容はmq.encoding値を使用してバイトにエンコードされます。
mq.encodingがない場合、ユーザー・エージェントの標準のローカル/リモート・エンコーディング・ルールが適用されます。