4.1.4 WindowsへのJSMDirectセットアップ

LANSA Integrator

4.1.4 WindowsへのJSMDirectセットアップ


IISがターゲットPCにインストールされている場合、インストール/アップグレード時に、物理フォルダーJSMCGIが仮想フォルダーcgi-binにマップされるようにIISが自動的に構成されます。

IISがインストールされていない場合、手動でWebサーバーを構成する必要があります。

jsmdirect.exe CGIプログラムを実行するためのWindowsログオンを手動で指定する必要があります。

省略値では、IISは、省略値のWindowsログオンIUSR_<マシン名>を使用して、CGIプログラムを実行します。

LANSAアプリケーションを適切に実行するには、特定のWindowsログオンに、少なくともLANSAインストール・ディレクトリに対する読み取り/書き込みアクセス権が必要です(通常、省略値のWindowsログオンには、LANSAインストール・ディレクトリにアクセスする十分な権限がありません。このため、LANSAアプリケーションを適切に実行することができません)。

特定のWindowsログオンは、jsmdirect.exeからログ・ファイルを取得する場合も必要です。詳細については、「ログ・ファイル(Windows)」を参照してください。

x_lansa.proに、エントリーUSER=<JSM http要求が与えられるLANSAユーザー・プロファイル>、またはPSTC=Yが含まれていることを確認してください。ファンクションの実行要求がJSMで受け入れられると、ジョブはこのLANSAユーザー・プロファイルの下で実行されます。データベース信頼済み接続が使用されている、もしくはユーザーIDとパスワードがODBC DSNに含まれている時以外は、DBUSとPSWDのパラメータが提供されます。

Windowsのログオンを特定するには:
(この説明は、Windows 2000用のインターネット サービス マネージャに基づいています。他のWindowsバージョンの対応する管理プログラムとは少し異なる場合があります。)

1.   インターネット サービス マネージャを開始します。

2.   適切な仮想ディレクトリ(cgi-bin)を参照し、仮想ディレクトリでファイルjsmdirect.exeを右クリックしてメニュー項目[プロパティ]を選択します。

3.   [jsmdirect.exeプロパティ]ダイアログ・ボックスが表示されます。[ファイル セキュリティ]タブを選択し、[匿名アクセスおよび認証コントロール]というフレーム内の[編集]ボタンをクリックします。

4.   [認証方法]ダイアログ・ボックスが表示されます。[匿名アクセス]オプションにチェックを入れ(選択)、 [匿名アクセスで使用するアカウント]ラベルの隣にある[編集]ボタンを押します。

5.   [匿名ユーザーアカウント]ダイアログ・ボックスが表示されます。[IIS制御パスワード許可]オプションのチェックをはずします(つまり、非選択にします)。これは、ワークステーションに存在しないWindowsログオン・ユーザー名を指定する場合に重要になります。その後、LANSAアプリケーションを実行する際に使用するユーザー・プロファイルのWindowsログオン・ユーザー名とパスワードを指定します。パスワードの大文字小文字はWindowsユーザー管理に入力したパスワードの大文字小文字と一致する必要があります。ワークステーションがWindowsドメインに属しており、Windowsユーザーが(ワークステーション上で)ドメインとローカルの両方に存在している場合、ドメイン・ユーザーのログオンが優先しますので注意してください。

6.   [OK]ボタンをクリックして、上記のダイアログをすべて閉じます。