コンセプト
開始するには、XMLファイルとバインディングに関するJSM固有のコンセプトについて学びます。アプリケーションでは、通常、最初のステップとしてXMLの作成または取得を行います。XMLは、バインディングをマッピングする際にXMLバインディングウィザードで必要になります。
通常、クライアント側とサーバー側のアプリケーションを作成する場合、2つのXMLファイルが必要になります。このコースでは、これらのファイルを要求XMLおよび応答XMLと呼びます。
· 要求XMLは、クライアントから送信され、サーバー側で受け取るファイルです。DEPTABテーブルの部門コードを含む要求を送信します。
· 応答XMLは、サーバーから送り返されるファイルです。通常、クライアントで受け取る要求XMLとは異なります。この場合、応答はDEPTABテーブルの部門名称になります。
XMLファイルを入力として使用する場合、XMLバインディングウィザードでは、XMLとLANSAフィールドをマッピングするバインディングを作成できます。JSMは、jarファイルを使用してXMLファイルの情報をマッピングし、その情報をRDMLXファンクションにマッピングします。バインディングは、XMLの方向(送信と受信のどちらかなど)に応じて異なります。SETは、通常、アウトバウンド・バインディングに関連付けられ、GETはインバウンド・バインディングに関連付けられます。
サーバーで要求を受け取るには、要求XMLのインバウンド・バインディングが必要です。サーバーには、応答XMLを生成するアウトバウンド・バインディングも必要です。(これらの演習のように)要求XMLと応答XMLが異なる場合、
· 要求XMLを入力として使用し、XMLバインディングウィザードでインバウンド・バインディングjarファイルを作成します。
· 応答XMLを使用して、XMLバインディングウィザードでアウトバウンド・バインディングjarファイルを作成します。
以下の表は、この演習で使用される入力XML、jarファイル、JSMコマンドの関係をまとめたものです。
入力XML |
バインディング |
jarファイル |
JSMコマンド |
iiiPRO04_request.xml |
インバウンド |
iiiPRO04_request.jar |
GET |
iiiPRO04_response.xml |
アウトバウンド |
iiiPRO04_response.jar |
SET |