2.6 Java Service Managerプール・サーバー

LANSA Integrator

2.6 Java Service Managerプール・サーバー


各Java Service Managerインスタンスではプール・サーバー・インターフェースを保持できます。プール・サーバーにより、ロード・バランシングが可能になります。JSMクライアントがプール・サーバーに接続すると、クライアントは指定されたいずれかのホストにラウンドロビン・プロセスで自動的にリダイレクトされます。

pool.hostsリストで指定された「ホスト:ポート」エントリーを使用できない場合、JSMクライアントは別のエントリーのプール・サーバーに戻ります。使用できないホスト・マシンを実行しているため、クライアントTCP/IPソケット接続の試行はすぐに失敗し、クライアントはプール・サーバーに戻ります。使用できないホスト・マシンを実行していない場合は、長いタイムアウト遅延が発生します。IBM i マシンの場合、このタイムアウト遅延は最大で3分になります。

以下の例では、JSMクライアント・プログラムがJSMサーバー・アドレスではなくプール・サーバー・アドレスに接続しています。

CHANGE     FIELD(#JSMSRV) TO('''LOCALHOST:4562''')

USE        BUILTIN(JSM_OPEN) WITH_ARGS(#JSMSRV) TO_GET(#JSMSTS #JSMMSG)

以下のmanager.propertiesエントリーで、プール・サーバーのアドレスとポートを制御します。プール・サーバー・インターフェースが不要な場合は、manager.propertiesファイル内の該当エントリーのコメントを外します。

# pool.tcp.port=4562

# pool.tcp.backlog=100

# pool.tcp.interface=*all

# pool.hosts=HOST1:4560,HOST2:4560,HOST3:4560