3.6.1 マネージャー・トレース
マネージャー・トレースでは、開始するインスタンスの情報をJSMで出力できます。この情報は、使用中のインスタンス構成パラメータに関するものですが、主な目的は、使用するJVMのプロパティをレポートすることです。
マネージャー・トレースが有効な場合、STDOUTおよびSTDERRは、JSM出力待ち行列のスプール・ファイルではなく、トレース・ファイルSTDOUT.TXTおよびSTDERR.TXTに保存されます。Java仮想マシンとインスタンス情報のログは、MANAGER.TXTファイルに記録されます。
マネージャー・トレースを有効にするには、manager.propertiesファイルのtrace.managerキーワードのコメントを外します。
trace.manager=*yes
マネージャー・トレースを無効にするには、trace.managerキーワードをコメント化するか、値を*yesから*noに変更します。
注記:manager.propertiesファイルの変更を有効にするには、JSMを停止してから起動する必要があります。JSMが開始すると、マネージャー・プロパティがロードされます。
トレース・ディレクトリ・リストの例
ディレクトリ: /jsm/instance/trace/123456
MANAGER.TXT STMF
STDOUT.TXT STMF
STDERR.TXT STMF
2005-06-22 DIR
ディレクトリ: /jsm/instance/trace/123456/2005-06-22
CLIENT00000001 DIR
CLIENT00000002 DIR
CLIENT00000003_NAME DIR