変換マップを実行するためにOracleに接続する

LANSA Composer

変換マップを実行するためにOracleに接続する


変換マップを実行するときに、JDBCを使用して、ネットワーク上のOracleデータベースとの接続を確立します。この接続は、変換マップが実行されるサーバー・コンピュータから開始します。

JDBC接続は、変換マップにパラメータとして提供されるデータベース構成に従って準備されます。使用する特定のデータベース接続を確立するために、必要な正しい詳細を含むデータベース構成を定義する必要があります。

データベース構成の例

以下のサンプルの値は、Oracle JDBCドライバーを使用して、ネットワーク上のOracleデータベースに接続するためのものです。

[データベース ドライバー クラス]

以下に示すのは、Oracle JDBCドライバーでよく使用されるクラス名です。

Oracle 10g以前の場合:
oracle.jdbc.driver.OracleDriver

Oracle 11i以降の場合:
oracle.jdbc.OracleDriver

[データベース 接続文字列] 

Oracle JDBCドライバーの接続文字列の形式は、使用するドライバーと接続のタイプによって異なります。例えば、以下のようになります。

JDBCシン・ドライバーまたはサーバーサイド・シン・ドライバーの場合:

jdbc:oracle:thin:@<database>

<database>は、//<host>:<port>/<service_name>形式の文字列、SQL*netの名前と値のペア、またはTNSEntryNameです。以下に示すサンプルは、TEST0101というサーバーで実行されるORA0101というOracleデータベースに接続するためのJDBC接続文字列です。

jdbc:oracle:thin:@//TEST0101/ORA0101

DBC OCI (Oracle Call Interface: Oracleコール・インターフェース)ドライバーでリモート接続する場合は、以下のように指定します。

jdbc:oracle:oci:@<database>

<database>は、TNSEntryNameまたはtnsnames.oraで定義されたSQL*netの名前と値のペアです。

その他の考慮事項

·         データベース構成で、データベース・トランザクションを実行する権限を持つユーザーのユーザー名とパスワードを指定する必要があります。

·         以下の場所で、必要に応じて、使用する環境に適切なOracle JDBCドライバーをダウンロードできます。

JDBC/UCP Download Page

·         Oracle JDBCドライバーを実装する.jarファイルの名前は、ダウンロードしたJDBCドライバーのバージョンと機能によって異なります。例えば、Java 1.5で使用する基本JDBCドライバーの場合は、ojdbc5.jarです。場合によっては、LANSA Composerの変換マップでドライバーを使用するために、JSMインスタンスの/jarディレクトリにファイルをコピーして、Java Service Managerを再起動する必要があります。

·         使用可能なJDBCドライバー、そのインストールと構成の要件、およびJDBC接続文字列で指定できるキーワードと値の詳細については、該当するOracleの資料を参照してください。以下にいくつかの参考資料を示します。

Oracle JDBC Frequently Asked Questions

JDBC - Oracle FAQ

JDBC - Oracle Wiki

Java & Database Web Services

Top Ten Oracle JDBC Tips | O'Reilly Media

ConnectionStrings.com - Connection string reference