変換マップの定義中にODBCまたはADOを使用してデータベースに接続する
マッピング・ツールで変換マップを定義します。マップでデータベースを使用する場合は、データベース・コンポーネントを挿入し、表示されるマッピング・ツールの画面に入力して、データベース接続を定義します。マッピング・ツールはLANSA Composerクライアント・コンピュータで実行されるため、以下の点を考慮する必要があります。
· LANSA Composerクライアント・コンピュータに対するデータベース接続を定義します。
· 必要なデータベース接続コンポーネントが、LANSA Composerクライアント・コンピュータにインストールされている必要があります。
マッピング・ツールを使用してデータベース・コンポーネントを挿入する詳細については、以下のトピックを参照してください。
ODBCについて
ODBCはOpen Database Connectivityの略です。これは、プログラミング言語、データベース、オペレーティング・システムに依存せずに、データベース管理システムを使用するためのAPIです。これにより、データベースのデータのクエリーと更新を行うことができます。
ODBCドライバー
ODBCドライバーは、ODBC標準に準拠したソフトウェアで、アプリケーション(この場合はAltova MapForceマッピング・ツール)から発行されるODBCデータベースのアクセス要求と特定のベンダーのデータベース・システムの橋渡しをします。
ドライバーは、ODBC標準APIに従って要求を受け入れ、特定の適切なデータベース・タイプまたはシステムに応じて要求を処理します。
主なデータベース・ベンダーは、自社のデータベース製品用に純正ODBCドライバーを提供しています。詳細については、「データベース接続コンポーネントとドライバー」を参照してください。
クライアント・コンピュータにインストールされているODBCデータベース・ドライバを確認するには、コントロール・パネルで
・アプレットを起動して、[ドライバ]タブを選択します。
DSN (Database Source Name: データベース・ソース名)
ODBCドライバーは特定のタイプのデータベース・システムのデータのクエリーと更新を行う方法を認識していますが、通常は、データベース・システムの特定のインスタンスを指定する追加情報が必要です。この情報には、例えば以下のようなものがあります。
· データベース・システムをホストするサーバーの名前またはアドレス
· 通信プロトコルに関する情報
· データベース名またはライブラリ名
· ユーザー認証情報
このような情報は通常はDSN (データベース・ソース名)に格納されています。データベース実装に従ってデータベースにアクセスするために必要なDSNを作成する必要があります。Microsoft Windowsの場合は、以下の3つのタイプのDSNを作成できます。
· ユーザーDSN: DSNが作成されたコンピュータのみに適用され、現在のユーザーのみアクセス可能です。
· システムDSN: ローカル・コンピュータのみに適用されますが、すべてのユーザーに対して可視です。
· ファイルDSN: ファイルDSNはファイル・システムのファイル内に存在し、同じドライバーがインストールされた複数のコンピュータのユーザーが共有できます。
システムでDSNを表示、変更および作成することができます。
コントロール・パネル・アプレットを開始して、[ユーザー DSN]、[システム DSN]または[ファイル DSN]タブを選択します。ODBCをサポートするほとんどのアプリケーション(マッピング・ツールを含む)では、データベース接続を確立するときに、アプリケーション内からDSNを作成または変更することができます。いずれの場合でも、DSNを作成または変更する際には追加の画面が表示され、データベースの特定のインスタンスに接続するために必要な情報を指定するよう求められます。この画面はターゲットデータベースの要求によりODBCドライバーによって定義され、データベース・ドライバーによって異なります。