8.1.1 ロギング

LANSA Composer

8.1.1 ロギング


このセクションには、処理シーケンスの実行中に収集されるロギング・メッセージを制限するための値があります。通常は、LANSA Integratorソリューションの設計とテストの間は、すべてのメッセージをレポートし、実稼働環境では概要およびエラー・レベル・メッセージのみを収集します。

[ロギングレベル]

この設定で、処理シーケンス・ログに含めるメッセージのレベルを決定します。ドロップダウン・リストから以下のいずれかを選択できます。

自動

処理シーケンス実行が成功した場合、完了の記録とほとんどのアクティビティや変換マップのメッセージの記録が残されます。しかし(最大のログレベルと同様の)詳細ログはローリングキャシュのメモリーに残されます。エラーの場合、このキャシュの内容がログに流され、必要な箇所、つまりエラーが起きた前の箇所の詳細なログを提供します。

最小

最小レベルのメッセージがログに記録されます。処理シーケンス実行が成功した場合は、処理シーケンスの開始と終了だけが記録されます。

通常

ほとんどのアクティビティと変換マップの完了メッセージがログに記録されます。

最大

広範囲のログで、処理シーケンスおよび各アクティビティと変換マップの進行状況が記録されます。

設計とテストの間は[自動]または[最大]、実稼働環境では[自動]または[通常]を推奨します。 [自動]は膨大な量のログが与えるパフォ−マンスへの影響を考慮し、問題分析のために必要な量の情報を提供するバランスの良い選択です。

[LANSA Integrator トレース]

これを有効にすると、LANSA Composerに用意されたアクティビティによってIntegratorサービスが開始されたときに、LANSA Integratorのトレースがオンになります。

この設定により、LANSA Integratorのmanager.propertiesファイルで指定される対応するトレース・プロパティ(LANSA Composerの処理シーケンスを介して実行される用意されたアクティビティに関するプロパティ)が上書きされます。

最大ロギング・レベルで使用される用意されたアクティビティについては、処理シーケンス・ログにLANSA Integratorのトレース情報が記録されます。

LANSA Integratorサービスを使用する独自のカスタム・アクティビティ・プロセッサを開発しているときに、この値を使用するには、AncestorクラスのIntegratorトレースプロパティを選択し、SERVICE_LOADコマンドのTRACEキーワードをそれに従って設定します。 もしくはDXACTBAS1のancestorクラスにより提供されたExecuteJSMLoadメソッドへのコールによって自身のサービスをロードした場合は、トレースは自動的に設定されます。