変換マップを定義するためにMicrosoft SQL Serverに接続する
マッピング・ツールを使用して変換マップを定義するときに、[挿入]メニューから[データベース]オプションを選択して(または対応するツールバー・ボタンを使用して)、データベース・コンポーネントを挿入します。
表示されるダイアログは、挿入するデータベース接続のタイプおよびマッピング・ツールの前のセッションで行った選択によって異なります。よく使用される重要なダイアログと選択肢については、以下の手順を参照してください。データベース接続を確立するために表示される実際のウィンドウは、データベースのタイプ、ドライバー、以前に行ったデータベース関連の選択、その他の要因によって異なります。以下に示すウィンドウは、ネットワーク上で実行されるMicrosoft SQL Serverデータベースへの新しいADO接続を設定するための例です。
1. [接続ウィザード]の最初のパネルで、データベース・タイプとして[Microsoft SQL
Server]を選択し、[次へ]をクリックします。
([接続ウィザード]が表示されない場合は、[接続ウィザード]ボタンをクリックして表示します)
注： この例では、Microsoft OLE DB
Provider for SQL Serverを使用して、MS SQL ServerデータベースへのADO接続を確立します。マッピング・ツールからMS SQL
Serverにアクセスする場合は、この方法を推奨します。詳細については、MapForceのマニュアルを参照してください。
MS SQL
Server用のODBCドライバーがインストールされている場合は、ODBC接続も可能です。この場合は、[ODBC接続]をクリックして、ODBC接続を作成する手順を行います。場合によっては、サーバーとデータベースのDSNを作成する必要があります。
2. ADOプロバイダを選択するよう求められたら、[Microsoft OLE DB Provider for SQL Server]を選択して、[次へ]をクリックします。
注： ・ソフトウェアがインストールされている場合は、ドロップダウン・リストから[SQL Native Client]オプションを選択することもできます。
3. [データ リンク プロパティ]ウィンドウの[接続]タブで、接続先のデータベースの詳細を指定できます。以下のように詳細を入力してください。
· MS SQL Serverデータをホストするサーバーの名前を入力するか、ドロップダウン・リストから選択します。図のサーバー名はです。
· サーバーとデータベースに必要なログオンのセキュリティ資格情報を入力します。必要なパスワードを入力したら、[パスワードを保存する]ボックスを選択する必要があります。
· 使用するサーバー上のデータベースの名前を選択するか入力します。
重要： この時点で接続に問題がある場合、MS SQLサーバーに到達できるかどうか(ping)確認してください。これに問題がなければ、ユーザー名、パスワードが正しいかチェックします。"Windows NT 統合セキュリティ"を使用している場合、現在のクライアントのWindowsユーザーがMS SQLサーバーの有効なユーザーとして登録されていることを確認してください。詳細は、MS SQLサーバーガイドの新ユーザーを追加するためのデータベースセキュリティオプションを参照してください。更にエラーに関する追加の情報としてSQL Server Management StudioのSQLサーバーログを参照してください。
[接続のテスト]をクリックして、入力した詳細を使用して接続を確立できることを検証できます。完了したら[OK]をクリックして、続行します。
重要： 必要なパスワードを入力したら、[パスワードを保存する]ボックスを必ず選択して、接続文字列にパスワードを保存します。パスワードが必要な場合は、接続文字列に保存する必要があります。保存しない場合、[接続のテスト]が成功した場合でも、MapForceがコンポーネントを挿入しようとすると接続が失敗します。
4. 接続が正しく確立すると、マッピング・ツールで変換マップに使用する特定のテーブルを選択できます。
使用するデータベース・テーブルを選択して、[OK]をクリックします。選択したテーブルを表すデータベース・コンポーネントが、マップのワークスペースに挿入されます。