SPLF_TO_TEXT

LANSA Composer

SPLF_TO_TEXT


このアクティビティは、ジョブにより識別されたスプールファイルとスプールファイルのインプットパラメータをテキスト・ドキュメントに変換します。このテキスト・ドキュメントは、DOCPATHパラメータに指定されたファイル名とパスに書き込まれます。FORMATパラメータでは、テキスト・ドキュメントに書き込まれる際のスプール・ファイル・データに適用するフォーマットを選択できます。

他の使用方法もありますが、マッピング・ツールのFlexTextコンポーネントを使って生成されたテキスト・ドキュメントの情報を解析したり復元したりする変換マップとアクティビティを組み合わせて、このアクティビティでスプール・ファイルに含まれたデータを探し出すことができます。

このアクティビティの実装ではIBM iの CPYSPLFコマンドを利用します。CPYSPLFコマンドでは処理できないスプール・ファイルもあります。例えば、拡張印刷データ・ストリーム(AFPDS)データのみを含むスプールファイルなどです。詳細はIBM i ドキュメントのCPYSPLFコマンドを参照してください。

INPUTパラメータ:

DOCPATH: 必須

このパラメータに、このアクティビティで生成されるテキスト・ドキュメントのパスとファイル名を指定します。指定のファイルが既に存在する場合、内容が置換されます。

JOBNAME: 必須

テキスト・ドキュメントの作成元となるスプール・ファイルを所有するジョブ名を指定します。

JOBUSER: 必須

テキスト・ドキュメントの作成元となるスプール・ファイルを所有するジョブのユーザー・プロファイル名を指定します。

JOBNUMBER: 必須

テキスト・ドキュメントの作成元となるスプール・ファイルを所有するジョブのジョブ番号を指定します。

SPLFNAME: 必須

テキスト・ドキュメントの作成元となるスプール・ファイルの名前を指定します。

SPLFNUMBER: 任意

このパラメータは、テキスト・ドキュメントの作成元のスプールファイルの数を指定します。指定されたジョブのSPLFNAMEパラメータに指定された名前のスプール・ファイルが複数存在する時のみ必須です。指定されない場合の省略値は*ONLYです。特別な値、*ONLY や *LASTを指定できますが、それ以外は変換されるジョブのスプール・ファイルの数を指定してください。

FORMAT :任意

このパラメータで、テキスト・ドキュメントに書き込まれる際のスプール・データ・ファイルに適用するフォーマットを選択できます。次の3つのグループの中からそれぞれ1つずつ指定できます。(それぞれの値の間は、少なくとも1つのスペースを空けて分けてください)

1.  *SPOOLDATA | *PRTCTL | *PAGELINE

2.  *FIXED | *CSV

3.  *BLANKLINES | *NOBLANKLINES | *CONDENSEBLANKLINES

組み込み変数名と区別できるよう、値の両側には引用符を指定してください。

以下は、3つのグループのそれぞれのオプションの詳細についての説明です。それぞれのグループから1つ以上の値が指定された場合、最後に指定された値が有効になります。このパラメータを指定しない場合の省略値は'*SPOOLDATA *FIXED *BLANKLINES'です。

1.  *SPOOLDATA | *PRTCTL | *PAGELINE

それぞれの出力行に含むデータ項目を指定します。省略値は*SPOOLDATAで、スプール・ファイル行の内容のみが含まれます。*PRTCTLを指定すると、それぞれのスプール・ファイル行の内容の前にskip before(SKIPB)とspace before(SPACEB)の値が入ります。*PAGELINEを指定した場合は、それぞれのスプール・ファイル行の内容の前にページ番号と行番号を入ります。この際、ページ番号と行番号は算出されることに注意してください。元のスプール・ファイルとページ番号や行番号が異なる場合もあります。

2.  *FIXED | *CSV

それぞれの出力行のデータ項目をどのようにフォーマットするかを指定します。

省略値は*FIXEDで、固定の長さの列にデータ項目を入れます。

FORMAT('*PRTCTL *FIXED')を指定すると、印刷前スキップ(SKIPB)の値が1〜3列、印刷前スペース(SPACEB)の値が5列目、その後スプール・ファイル行の内容が7列目から開始します。

FORMAT(*PAGELINE *FIXED')を指定すると、ページ番号の値が1〜7列、行番号の値が9から11列、その後スプール・ファイル行の内容が13列目から開始します。

*CSVを指定すると、データ項目出力がカンマで区切られた形になります。

FORMAT('*SPOOLDATA')では、*FIXEDや*CSVのフォーマット値は適用されず、影響を与えません。

3.  *BLANKLINES | *NOBLANKLINES | *CONDENSEBLANKLINES

テキスト・ドキュメントにブランク行を出力するかどうかを指定します。省略値は*BLANKLINESで、各ページのスプール・ファイル内のブランク行が、最後のブランク行まで全て含まれます。

*NOBLANKLINESを指定すると、ブランク行はすべて削除されます。このオプションではブランク行で生成されたページや行の番号の値は変更されないことに注意してください。(つまり、ブランク行がカウントされます。)

*CONDENSEBLANKLINESを指定すると、連続するブランク行グループの最初の行だけがテキスト・ドキュメントに書き込まれます。このオプションでもブランク行で生成されたページや行の番号の値は変更されないことに注意してください。(つまり、ブランク行がカウントされます。)

OUTPUTパラメータ:

OUTPUTパラメータはありません。