変換マップを実行するためにIBM DB2 for i5/OSに接続する
変換マップを実行するときに、JDBCを使用して、IBM iサーバー上のIBM DB2 for i5/OSデータベースへの接続を確立します。この接続は、変換マップが実行されるサーバー・コンピュータから開始します。
JDBC接続は、変換マップにパラメータとして提供されるデータベース構成に従って準備されます。使用する特定のデータベース接続を確立するために、必要な正しい詳細を含むデータベース構成を定義する必要があります。
データベース構成の例
以下のサンプルの値は、ネイティブIBM JDBCドライバーを使用して、IBM iサーバー上のIBM DB2 for i5/OSデータベースに接続するためのものです。
[データベース ドライバー クラス] |
以下に示すのは、ネイティブIBM JDBCドライバーの場合に使用されるクラス名です。 com.ibm.as400.access.AS400JDBCDriver |
[データベース 接続文字列] |
以下に示すのは、JDBC接続文字列のサンプルです。ここでは、ネイティブIBM JDBCドライバーを使用して、IBM iサーバーで実行されるIBM DB2 for i5/OSデータベースに接続します。 jdbc:as400://SYSNAME/LIBNAME;naming=sql;errors=full;date format=iso; translate binary=true 以下の例では、1つ以上のライブラリ(またはスキーマ)からデータベーステーブルが使われるのを許可します。JDBC接続プロパティnaming=system が指定されていなければ有効になりません。 jdbc:as400://SYSNAME;naming=system;libraries=LIB1, LIB2,*LIBL;errors=full;date format=iso; translate binary=true |
その他の考慮事項
· 「IBM DB2 for i5/OSの変換マップに関する追加考慮事項」も参照してください。
· 変換マップでIBM DB2 for i5/OSデータベース・テーブルに接続するデータベース・コンポーネントを使用する場合は、変換マップを用意する際に、LANSA Composerによりライブラリ修飾子が削除されます。実行時に必要なファイルを見つけられるように、データベース構成を設定する必要があります。このために通常は、JDBC接続文字列のURLの一部としてライブラリ名を指定します。上記の最初の例では、LIBNAMEがライブラリ名です。
· もう1つの接続文字列のフォームは1つ以上のライブラリ(またはスキーマ)からデータベーステーブルが使われるのを許可します。このフォームを有効にするには、接続文字列のURL部分からライブラリ名が省略されていなければなりません。(そうするとこの接続には省略値のスキーマがないことになります)また、naming=systemも必ず指定してください。このフォームでは、JDBC接続文字のlibraries= プロパティは変換マップで使用されるテーブルのために検索されるライブラリを指定します。上記の2つ目の例では、LIB1、LIB2そして*LIBLは使用されるライブラリ名です。
· データベース構成で、データベース・トランザクションを実行する権限を持つi5/OSユーザーのユーザー名とパスワードを指定する必要があります。
· 使用するドライバーのバージョンによっては、IBM JDBCドライバーがjt400.jarファイルまたはjt400Native.jarファイルに導入されます。このドライバーが既に存在しない場合は、LANSA Composerの変換マップでドライバーを使用する前に、JSMインスタンスの/jarディレクトリにファイルをコピーして、Java Service Managerを再起動する必要があります。通常、jt400.jarはIBM i のオペレーティング・システムより提供され、IFSフォルダ(例えば//QIBM/ProdData/OS400/jt400/libなど)にあります。
· IBM DB2 for i5/OSで使用可能なJDBCドライバーの詳細およびネイティブIBM JDBCドライバーのJDBC接続文字列で指定できるキーワードと値の詳細については、IBMの適切な資料を参照してください。以下にいくつかのWEB参考資料を示します。一部の資料には、特定のバージョンのi5/OSと関連ソフトウェアについての記述が含まれています。使用するソフトウェア・バージョンに該当する箇所を参照してください。
IBM Toolbox for Java JDBC properties