変換マップを定義するためにIBM DB2 for i5/OSに接続する
マッピング・ツールを使用して変換マップを定義するときに、[挿入]メニューから[データベース]オプションを選択して(または対応するツールバー・ボタンを使用して)、データベース・コンポーネントを挿入します。
表示されるダイアログは、挿入するデータベース接続のタイプおよびマッピング・ツールの前のセッションで行った選択によって異なります。よく使用される重要なダイアログと選択肢については、以下の手順を参照してください。データベース接続を確立するために表示される実際のウィンドウは、データベースのタイプ、ドライバー、以前に行ったデータベース関連の選択、その他の要因によって異なります。以下のウィンドウの例はすべて、IBM i サーバーで実行されるIBM DB2 for i5/OSへの新しい接続を設定するためのものです。
1. [接続ウィザード]の最初のパネルで、データベース・タイプとして[IBM
DB2]を選択し、[次へ]をクリックします。
([接続ウィザード]が表示されない場合は、[接続ウィザード]ボタンをクリックして表示します)
2. データベース・ドライバーを選択するよう求められたら、[IBM i ODBC Driver]または自身のIBM i データベースにアクセスできる同等のドライバーを選択します。
注: LANSA Composerクライアントが実行されるPCにIBM i Access ODBCドライバーがインストールされ、Altova MapForceがIBM DB2 for i5/OSデータベース・テーブルにアクセスできる必要があります。通常、これはIBM i Accessをインストールするときにインストールされます。
通常、この画面は、ウィザードの前のパネルで初めて[IBM DB2]オプションを選択した場合のみ表示されます。これは、マッピング・ツールで、コンピュータの特定のドライバーを[IBM DB2]オプションと関連付けます。後でドライバーの追加または変更が必要になった場合は、次の手順で表示される[構成: IBM DB2]パネルの[ドライバーを編集]ボタンをクリックします。
3. IBM DB2を設定するよう求められます。前にLANSA Composerで使用するDSN (Data Source Name: データソース名)を定義した場合は、それを選択して[接続]をクリックします。それ以外の場合は、[ドライバーを使用して新規データソースネーム(DSN)を作成]をクリックして[接続]をクリックします。
4. [ドライバーを使用して新規データソースネーム(DSN)を作成]オプションを選択した場合は、新しいDSNの詳細を指定するよう求められます。表示されるパネルは、選択したODBCドライバーによって異なります。IBM i Access ODBCドライバーを使用してIBM DB2 for i5/OSに接続する場合は、以下のような画面が表示されます。ここで、新しいDSNの名前や説明などの詳細を入力します。
データベースとサーバーに必要な詳細を指定します。疑問がある場合は、システム管理者またはデータベース管理者にお問い合わせください。
IBM i Access ODBCドライバーを使用してIBM DB2 for i5/OSに接続する場合、最も簡単なケースでは、データソース名と説明を入力し、接続先の[システム]を選択または指定するだけです。例えば、以下のようになります。
[データ・ソース名] |
iiiSRV400。任意のわかりやすい名前を使用できます。これは、このODBC接続のDSN名です。 |
[記述] |
IBM i Access for Windows ODBC Source |
[システム] |
IBM i サーバー・システムの名前を指定します(ここで取り上げる多くの例では、EARTHというシステム名が使用されています)。 |
DSNに関するIBM DB2 for i5/OSの注意事項に関しては、「DSNのライブラリ名」を参照してください。
ただし、システムとデータベース構成によっては、[IBM i Access for Windows ODBC セットアップ]画面の他のページで、設定を入力したり変更したりする必要があります。
5. 選択したODBCドライバーとDSNで指定した構成オプションによっては、ログイン情報を求められることがあります。その場合は、ログイン情報を入力してデータベースに接続し、変換マップの設計を続けます。
注: マッピング・ツールがデータベースに複数回接続を試みる場合があります。その場合、ログイン情報の入力を繰り返し求められます。複数回のログインを避けるには、[IBM i Access for Windows]で、IBM i Accessが最初の接続時にのみパスワードを求めるように、IBM i サーバーの接続プロパティを変更します。
6. ODBC接続が正しく確立すると、マッピング・ツールで変換マップに使用する特定のテーブルを選択できます。
7. #LIBRARYの横の矢印をクリックして、ドロップダウンにIBM i ライブラリを表示します。
8. 下にスクロールして、変換マップに使用するファイルを含むライブラリを見つけます。例えば、チュートリアル・データベース・テーブルは、LANSA ComposerがインストールされているLANSA区画のライブラリ(LICLICLIBなど)にあります。
9. 使用するデータベース・テーブルを選択して、[OK]をクリックします。選択したテーブルを表すデータベース・コンポーネントが、マップのワークスペースに挿入されます。
注: IBM DB2 for i5/OSデータベース・テーブルにアクセスするために使用する場合は、ファイルを選択したライブラリが変換マップを ためだけに使用されます。変換マップを準備するときに、LANSA Composerによって、生成されたJavaコードからライブラリ修飾子が削除されます。実行時に、必要なライブラリで必要なファイルを見つけられるように、データベース構成を設定する必要があります。詳細については、「変換マップを実行するためにIBM DB2 for i5/OSに接続する」を参照してください。