マッピング・ツールの概要
新しい変換マップを初めて編集するときには、マップ・ワークスペースが空の状態で、Altova MapForceのウィンドウが開きます。
LANSA Composerによって既にマップにファイル名とパスが割り当てられています。ファイル名は、「変換マップの処理」の で変換マップに割り当てた識別子を基に生成されます。ファイル名(この場合はDEM_ORDER.mfd)がタイトル・バーに表示されます。マップを保存するときには絶対に名前やパスを変更しないでください。変更すると、LANSA Composerが保存されたマップ定義を検索したり使用することができません。
一般的な変換マップは、データを1つの形式から別の形式に変換します。例えば、xml形式で受信した注文をいくつかのデータベース・テーブルに変換します。このようなマップは、通常は以下の手順で作成します。
1. ソース・コンポーネントを挿入します。
マッピングのソース・コンポーネントとなるXML、EDI、テキストまたはデータベース・コンポーネントを挿入するには、[挿入]メニュー(または対応するツールバー・ボタン)を使用して適切なオプションを選択し、表示されるダイアログに入力して、選択を行います。
2. ターゲット・コンポーネントを挿入します。
マップのターゲット・コンポーネントとなるXML、EDI、テキストまたはデータベース・コンポーネントを挿入します。手順は、ソース・コンポーネントの挿入と同様です。選択が完了すると、マップ・ワークスペースにコンポーネントが追加されます。ワークスペースのコンポーネントは、作業しやすいように並べ替えることができます。
ソースとターゲットはツリー形式で表示されます。各項目の端の三角形は入力コネクターと出力コネクターで、個々のエレメント、属性、列またはフィールドをマッピングするときに使用します。
マップにデータベース・コンポーネントを挿入するための詳細については、「変換マップを使用したデータベースへの接続」を参照してください。
3. ソース・コンポーネントとターゲット・コンポーネントのエレメント、属性、列またはフィールドを接続します。
ソース・コンポーネントとターゲット・コンポーネントの対応するエレメント、属性、列またはフィールドの間の接続を作成します。接続を作成するには、ソース・データ項目の出力コネクター(小さい三角形)をクリックして、対応するターゲット・データ項目の入力コネクターにドラッグします。ターゲット・データ項目の入力コネクター上でマウスを離すと、2つの項目の間にコネクターが描画されます。必要な接続をすべて作成するまでこの手順を繰り返します。
4. 完了したら、マップを保存してMapForceを閉じます。
変換マップ定義をMapForceに保存する際には、マップ定義を含む.mfdマッピング・ファイルとして保存されます。.mfdファイルは実行可能ファイルではありません。マップを実行するには、マップを準備する必要があります。詳細については、「変換マップの準備」を参照してください。
注: マッピング・ツールには、さまざまな言語でマッピングのコードを生成するためのメニュー・オプションやツール・ボタンがあります。これらのオプションは使用しないでください。LANSA Composerでは、 ステップが完了すると、マップのJavaコードが生成されます。