3.1.3 組み込み変数
LANSA Composerには、任意の処理シーケンスで参照できる特別な組み込み変数のセットが用意されています。[処理シーケンスエディタ]の[組み込み変数]タブを使用して、組み込み変数を表示してアクセスすることができます。
LANSA Composerに用意されている組み込み変数については、以下を参照してください。書き込み可能列(以下を参照)に可が記載されている組み込み変数は、Assign命令で受け取り変数として使用できます。その他の組み込み変数はすべて読み取り専用です。
名称 |
説明 |
書き込み可能 |
*ACTIVITY_RC |
直前に実行されたアクティビティの戻りコード |
可 |
*ACTIVITY_SEV |
直前に実行されたアクティビティの戻りコードに対応する重大度 |
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*JOBMODE |
現在のジョブ・モード(B=バッチ、I=内部) (同じ名前のLANSAシステム変数から直接派生) |
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*JOBNAME |
現在のジョブ名 (同じ名前のLANSAシステム変数から直接派生) |
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*JOBNUMBER |
現在のジョブ番号 (LANSA *JOBNBRシステム変数から直接派生) |
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*JOBUSER
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現在のユーザー名 (LANSA *JOBNBRシステム変数から直接派生) |
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*LANGUAGE |
現在のLANSA言語コード (ジョブの開始後にジョブの現在のユーザーが変更された場合は、IBM i サーバーでは組み込み関数*USERの値と異なることがあります。) |
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*LANSADTALIB |
LANSAシステムのデータ/ファイル・ライブラリ (同じ名前のLANSAシステム変数から直接派生) |
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*LANSAPGMLIB |
LANSAシステムのプログラム・ライブラリ (同じ名前のLANSAシステム変数から直接派生) |
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*LASTERROR.ID |
1つ前のエラーに続くエラーメッセージのメッセージID (これはエラーの状態を更に調査するためにcatchブロック内で使用するためのものです。「1つ前の」エラーメッセージはアクティビティがエラー結果(ER)を出した後にログ記録された”最初の”エラーメッセージとして定義されます。) |
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*LASTERROR.TX1 |
1つ前のエラーに続くエラーメッセージの1次レベルメッセージテキスト (これはエラーの状態を更に調査するためにcatchブロック内で使用するためのものです。「1つ前の」エラーメッセージはアクティビティがエラー結果(ER)を出した後にログ記録された”最初の”エラーメッセージとして定義されます。) |
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*LASTERROR.TX2 |
1つ前のエラーに続くエラーメッセージの2次レベルメッセージテキスト (これはエラーの状態を更に調査するためにcatchブロック内で使用するためのものです。「1つ前の」エラーメッセージはアクティビティがエラー結果(ER)を出した後にログ記録された”最初の”エラーメッセージとして定義されます。) |
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*NOW_UTC |
現在のUTCおよびローカルの日付と時刻。小数点以下3桁までのISO形式: |
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*PARTITION |
現在のLANSA区画 (同じ名前のLANSAシステム変数から直接派生) |
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*PARTDTALIB |
現在のLANSA区画のデータ/ファイル・ライブラリ (同じ名前のLANSAシステム変数から直接派生) |
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*PARTPGMLIB |
現在のLANSA区画のプログラム・ライブラリ (同じ名前のLANSAシステム変数から直接派生) |
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*PROCESS_ID |
実行中の処理シーケンスの識別子または名前 |
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*PROCESS_II |
実行中の処理シーケンスのユニークな内部識別子(内部識別子はLANSA Composerにより割り当てられるユニークな32文字の値。処理シーケンスのユニークな識別子は[監査情報]タブで確認可能) |
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*PROCESS_LOGLEVEL |
処理シーケンスの実行中に有効なログレベル。ログレベルは最初はシステム設定から取られますが、実行中に自動的にまたはエラーの後、もしくは新しいログレベルによって割り当てられたりすることにより変更される場合があります。この値はシステム設定の省略値として選択可能な次のログレベル(*AUTO (Automatic)、 *MIN (Minimum)、 *NORMAL (Normal) や*MAX (Maximum))を含むこともでき、またそのログレベルの値として設定することも可能です。 |
可 |
*PROCESS_JSMTRACE |
処理シーケンスの実行でLANSA Integratorのトレースを有効にするかどうか(Y/N)を指定します。この値は初めはシステム設定から取られますが、実行時にこの組み込み変数の新しい値を割り当てることで変更できます。値の変更が有効になった後に開始するLANSA Integratorセッションにのみ有効なことに注意してください。同じアクティビティで後の使用のために多くのアクティビティ・プロセッサはアクティブ状態が維持され、JSMセッションも開かれた状態である可能性があります。このような場合に確実に効果を発揮できるよう、影響のあるアクティビティを最初に使用する前に組み込み変数を変更するようにしてください。 |
可 |
*PROCESS_NEST |
処理シーケンスが実行中のネストのレベル。通常この値は1です。処理シーケンスが処理シーケンス命令を使って別の処理シーケンスから実行された場合は、そのネストのレベルに対応した値になります。 |
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*PROCESS_RC |
処理シーケンスの戻りコード |
可 |
*PROCESS_RUN |
現在の処理シーケンス実行に割り当てられる実行番号 |
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*PROCESS_RSM_UTC |
現在の処理シーケンス実行の最後の再起動のUTCおよびローカルの日付と時刻。小数点以下3桁までのISO形式:
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*PROCESS_SEV |
処理シーケンスの戻りコードに対応する重大度 |
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*PROCESS_STR_UTC |
現在の処理シーケンス実行が起動されたUTCおよびローカルの日付と時刻。小数点以下3桁までのISO形式:
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*SYS_DEFAULT_DIR |
省略値の取引先にリンクされたディレクトリに対して、LANSA Composerシステム設定で指定されたパス |
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*SYSTEMTYPE |
サーバーのシステム・タイプ(AS400、WINNTまたはUNIX) (LANSA *CPUTYPEシステム変数から直接派生) |
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*TRADINGPARTNER |
現在の取引先の識別子。この組み込み変数に修飾子を追加して、取引先の属性とリンクされたディレクトリ、構成および変換マップにアクセス可能 *TRADINGPARTNER組み込み変数は書き込み可能だが、現在の取引先にアクセス可能な修飾された形式は書き込み不可 詳細については、「取引先組み込み変数の使用」を参照 |
可 |
*TRADINGPARTNERS |
取引先の識別子のリスト。この組み込み変数をループ命令でリスト名として使用し、定義されたすべての取引先の処理を実行するループを作成可能 詳細については、「取引先組み込み変数の使用」を参照 |
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*TRANSFORM |
現在の変換マップの識別子。この組み込み変数に修飾子を追加して、変換マップの属性にアクセス可能 *TRANSFORM組み込み変数は書き込み可能だが、現在の変換マップにアクセス可能な修飾された形式は書き込み不可 詳細については、「変換マップ組み込み変数の使用」を参照 |
可 |
*USER |
現在のユーザーID (同じ名前のLANSAシステム変数から直接派生) |
また、以下も参照してください。