MSG_SEND
このアクティビティは、IBM MQ Seriesなどのサポートされるメッセージ・ブローカー・システムを介してメッセージを送信します。このアクティビティとこのアクティビティを使用する際の前提条件については、「メッセージング構成」を参照してください。
MSGCONFIGパラメータでメッセージング構成の名前を指定します。この構成で、メッセージング・システムのアドレスと証明情報、メッセージの送信先の待ち行列などを指定する必要があります。
送信するファイルはいくつかの方法で指定できます。要件に合わせて適切な方法を選択してください。
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MSGFILENAME |
MSGFOLDER |
MSGFILEEXTENSION |
フォルダー内の1つのファイルを送信する |
修飾子なしのファイル名 |
フォルダーの完全修飾名 |
N/A |
フォルダー内の1つのファイルを送信する |
ファイルの完全修飾名 |
ブランク |
N/A |
フォルダー内のすべてのファイルを送信する |
ブランク |
フォルダーの完全修飾名 |
*.* (省略値) |
フォルダー内の拡張子がgifのすべてのファイルを送信する |
ブランク |
フォルダーの完全修飾名 |
Gif |
注: このアクティビティのMSGFOLDERおよびMSGFILENAMEパラメータによって、メッセージング構成の[Send folder]および[Send file name]が上書きされます。これらがめったに変更されない場合は、構成レベルで指定して、MSGFOLDERおよびMSGFILENAMEパラメータはブランクにすることもできます。
INPUTパラメータ:
MSGCONFIG: 必須
このパラメータで、メッセージング構成の名前を指定します。この構成は、LANSA Composerクライアント・ソフトウェアのメッセージング構成のオプションで作成して保守できます。メッセージング構成では、必ず、アドレス、待ち行列の名前およびメッセージ・ブローカー・システムで使用するセキュリティ証明書を指定する必要があります。このパラメータを指定しない場合、これが見つからない場合または非アクティブな場合は、アクティビティがエラーを返し、処理が破棄されます。
MSGTYPE: 任意
ファイルの内容をバイナリー・バイトで送信する場合は、MSGTYPEを*BINARYに設定します。ファイルの内容をテキスト・メッセージとして送信するには、MSGTYPEを*TEXTに設定します。省略値は*BINARYです。
ENCODING: 任意
MSGTYPEを*TEXTに設定した場合に使用します。このパラメータの値を使用して、ファイルの内容がUnicode文字列に変換され、テキスト・メッセージとして送信されます。省略値はUTF-8です。
MSGFOLDER: 任意
MSGFILENAMEまたはMSGFILEEXTENSIONパラメータとともに使用します。送信するファイルが保管されたフォルダーの完全修飾されたパスを指定する必要があります。
オペレーティング・システムに合わせて適切な形式を選択してください。例えば、以下のようになります。
Windows <drive>:\mydir\
IBM i /mydir/subdir/
MSGFILENAME: 任意
MSGFOLDERパラメータまたはメッセージング構成の[Send folder]とともに使用します。
フォルダーを指定する場合は、MSGFILENAMEでそのフォルダーに含まれるファイルの名前を指定する必要があります。
フォルダーを指定しない場合は、MSGFILENAMEでファイルの完全修飾名を指定する必要があります。
オペレーティング・システムに合わせて適切な形式を選択してください。例えば、以下のようになります。
Windows <drive>:\mydir\file1.txt
IBM i /mydir/subdir/filex.xml
MSGFILEEXTENSION: 任意
このパラメータでファイル拡張子フィルターを指定します。これを使用して、MSGFOLDERパラメータまたはメッセージング構成で指定したフォルダー内の送信対象のファイルが選択されます。フィルターを適用する際に、フィルター値またはファイル拡張子の大文字小文字は区別されません。例えば、このパラメータに「XML」を指定すると、XMLというファイル拡張子を持つすべてのファイルが選択されます。MSGFILENAMEパラメータでファイル名を指定した場合は、このパラメータは無視されます。
PTYFILENAME: 任意
このパラメータで、メッセージング構成で指定されたプロパティとマージして、メッセージとともに送信するメッセージ・プロパティを含むファイルの名前を指定します。
メッセージング構成の[メッセージ プロパティ]で送信ファイルのパスが指定されている場合は、そのフォルダー内のファイルの名前をこのパラメータ(使用する場合)で指定する必要があります。
メッセージング構成の[メッセージ プロパティ]で送信ファイルのパスが指定されていない場合は、このパラメータ(使用する場合)でファイルの完全修飾名を指定する必要があります。
メッセージ・プロパティのコンマ区切りファイルの有効な形式については、「メッセージング構成」を参照してください。
OUTPUTパラメータ:
MESSAGEID:
メッセージ・ブローカー・システムが返す送信メッセージのメッセージID
複数のファイル/メッセージが送信されるように指定した場合は、このアウトバウンド・パラメータに送信されたメッセージのメッセージIDのリストが格納されます。