8.1.3 クライアントに関連するファイルの場所

LANSA Composer

8.1.3 クライアントに関連するファイルの場所


このセクションの値で、LANSA Composerで省略値として、またはファイルを見つけたり保管するために使用されるディレクトリ・パスを指定します。

このセクションで指定するパスは、LANSA Composerクライアントで実行されるソフトウェアが使用するため、クライアント・システムに対するパスをクライアント・システムに適切な形で指定する必要があります。

このセクションのいくつかのパスには、2つの個別の値を指定できます。

1. [省略値(全てのクライアント向け)]

これはすべてのクライアント・インストール・システムに対する省略値で、値はサーバー・システムに保管されます。すべてのクライアントが同じ方法でサーバーのファイル・システムにアクセスする場合(例えば、固定のマップされたドライブ文字またはUNCパスを使用する場合)は、この値を一度設定すれば、(クライアント上でオーバーライドされる場合を除き)すべてのクライアントで同じ値が使用されます。この方法を使用することをお勧めします。

2. [このクライアントインストールシステムに対するオーバーライド値]

この値が特定のクライアント・インストール・システムの省略値をオーバーライドします。オーバーライド値(使用する場合)はクライアント・システムのみに保管され、クライアントごとに異なる値を使用することができます。現在のクライアントにクライアントのオーバーライド値が指定されていない場合は、省略値が表示されます。

LANSA Composerでは、ここで指定するパスの妥当性検査が遅れて実行され、アクセスできなかったパスが赤で強調表示されます。ただし、LANSA Composerでアクセスできたかどうかに関係なく、入力したパスを保存できます。使用中のインストール・システムに適切なパスを指定したことを確認する必要があります。

[参照]ボタンを使用して、ファイル・システムのディレクトリ・パスを参照できます。

[サーバーネットワークパス]

例: \\qiseries\ifs

Composerクライアントがアプリケーション・サーバーのファイルにアクセスするために使用する接頭辞を定義します。システム設定で定義した他のパスの値とこの値を組み合わせて、クライアントPCからサーバー・ファイル・ディレクトリへのフル・パスを指定します。例えば、この値を使用して、マップ定義のディレクトリのフル・パスを作成できます。このディレクトリは、サーバーに変換定義を保管するために使用されます。例えば、\\qiseries\ifs\Composer\mapのようになります。

[マップ定義]

例: \Composer\Map

LANSA Composerで、この値をサーバー・ネットワーク・パスと組み合わせて、変換マップ定義の場所を決定します。作成されるパスがアプリケーション・サーバー上に存在する必要があります。

[マップ生成およびコンパイル]

例: C:\Temp

変換マップの準備中に、中間ビルド・ファイル(Javaソース・ファイルとオブジェクト・ファイルなど)が保管される場所を指定します。省略値の設定では、ユーザーのWindows一時ディレクトリが使用されますが、2番目のラジオ・ボタン(以下の場所を使用)をクリックして、明示的に場所を指定できます。変換マップ準備中に最適なパフォーマンスを得るために、ローカル(クライアント)・ファイル・システムの場所を使用することお勧めします。

このディレクトリのファイルは、変換マップの準備プロセスでのみ使用されます。長期間使用すると、かなりのディレクトリとファイルがここに蓄積されることがあります。このディレクトリの内容を消去して、スペースを確保することをお勧めします。変換マップの準備中以外なら、いつでも消去を実行できます。