9.6.14 ログ・サービスの使用
DXACTBAS1 AncestorクラスによってLoggerプロパティが実装されます。Loggerのメソッドを介して、アクティビティ・プロセッサが出力を管理して処理シーケンスのログに記録することができます。
ネスト・レベル
LoggerのNestAddおよびNestSubメソッドを使用して、ログ項目のネスト・レベルを制御します。ネスト・レベルによって、ログ項目を表示するときに、処理ステップの相対的な階層を視覚的に把握することができます。
NestAddのすべての呼び出しが、その後のNestSubの呼び出しと一致する必要があります。想定されるすべてのコード・パスにおいて、プログラム・コードがこの要件に従っていることを確認してください。
ほとんどの場合、アクティビティ・プロセッサがこれらのメソッドを呼び出す必要はありません。処理シーケンス・エンジンが、処理シーケンスの構造を反映するようにネスト・レベルを管理します。ただし、アクティビティ・プロセッサ内の処理が特別な構造で、ログ出力にこれを反映させる必要がある場合は、これらのメソッドを呼び出すこともできます。
ログ項目の書き込み
処理シーケンスのログには2つの詳細レベルがあります。
一般に、要約ログ項目は主な処理ステップの完了を示し、日常的な動作のモニターに使用します。Loggerの以下のメソッドを使用して、必要に応じて要約ログ項目を作成できます。
· LogUserComp (完了)
· LogUserDiag (診断)
· LogUserError (エラー)
· LogUserExtra (補足のログ・テキスト)
· LogUserInfo (情報)
· LogUserWarn (警告)
一般に、詳細ログ項目は詳細な診断情報を提供し、問題の診断と開発のために使用します。Loggerの以下のメソッドを使用して、必要に応じて要約ログ項目を作成できます。
· LogTechComp (完了)
· LogTechDiag (診断)
· LogTechError (エラー)
· LogTechExtra (補足のログ・テキスト)
· LogTechInfo (情報)
· LogTechWarn (警告)