9.6.7 変数プールへのアクセス

LANSA Composer

9.6.7 変数プールへのアクセス


処理シーケンスは実行されるときに変数プールを管理します。変数プールは、大まかにタイプ分けされた名前付きの変数と変数のリストで、処理シーケンス、アクティビティ、変換マップによって共有されます。

アクティビティ・プロセッサは、Ancestorクラスが提供するメソッドを使用して変数プールにアクセスできます。

目的に応じて、以下のようなメソッドを呼び出します。

·         リストと変数のクリア

·         ClearList

·         ClearVariable

·         変数プールからの変数の値の取得

·         GetTradingPartner

·         GetVariable

·         GetVariableRequired

·         変数プールの変数の値の変更

·         PutVariable

変数リスト

変数プールの変数への参照にインデックスを付けることができます。このようにして、変数リストを作成できます。処理シーケンス内で、LOOP処理命令を使用してリストを繰り返し処理することができます。

変数の参照にインデックスを付けることによって、任意の変数をリストとして使用できます。アクティビティ・プロセッサで、ClearVariable、GetVariableまたはPutVariableメソッドのiIndexパラメータを使用して、変数の参照にインデックスを付けることができます。

変数のインデックス付きの参照には、1から始まる連続したインデックスを使用する必要があります。Loop処理命令は、この条件を満たすインスタンスだけを処理します。

アクティビティ・プロセッサがPutVariableメソッドでリストを作成する場合は、通常はループ内で作成します。ループ内では、呼び出しのたびにiIndexパラメータがインクリメントされます。

アクティビティ・プロセッサが既存のリストを読み取る必要がある場合は、ループ内でGetVariableメソッドを使用して読み取ります。GetVariableメソッドは、出力パラメータoResultを定義します。これは、指定したインデックスを持つ変数が見つかった場合はTrueに設定され、見つからない場合はFalseに設定されます。このように、oResultパラメータがFalseの場合は、リスト処理ループを終了できます。