処理シーケンスによるLANSAアプリケーションのファンクションまたはコンポーネントの呼び出し
LANSA Composerはいくつかの方法で拡張することができます。これには、顧客やサード・パーティーが定義したファンクションまたはコンポーネントを呼び出す処理シーケンスが関連します。これには、以下の機能が含まれます。
· CALL_FUNCTIONアクティビティ
LANSA
Composerにはすぐに使用できるCALL_FUNCTIONアクティビティが用意されており、LANSAファンクションを呼び出すことができます。このLANSAファンクションはLANSA
Composerと同じまたは別のLANSAシステムや区画から呼び出せます。
· カスタム・アクティビティ用のアクティビティ・プロセッサ
定義したカスタム・アクティビティ用のプロセッサは、既存の3GLプログラムを呼び出すためだけのものであっても、Visual
LANSAを使用して開発する必要があります(ユーザーがLANSA開発ツールや十分なLANSA開発スキルを持っていない場合は、LANSA
Composerの販売元がプロセッサを開発することも可能です)。
· ユーザー定義のイベント通知ハンドラー
電子メールやSMSによる組み込みイベント通知ハンドラーの代わりに、LANSAファンクションとして独自のイベント通知ハンドラーを定義することもできます。
上記のいずれかの方法で処理シーケンスが顧客やサード・パーティーが定義したLANSAファンクションまたはコンポーネントを呼び出す場合には、特にいくつかの追加の考慮事項があります。このようなビジネス・プロセス統合ソリューションを設計する際には、以下の点を考慮してください。
· CALL_FUNCTION経由で呼び出されるファンクションを除き、呼びび出されるLANSAアプリケーションのコード単位(ファンクションまたはコンポーネント)は、LANSA Composerと同じLANSAシステムと区画に常駐する必要があります。
· いずれかのLANSAエントリー・ポイント(LANSAコマンドまたはプログラム、X_RUN)を実行するメソッドを使用して、LANSAアプリケーションのコード単位を呼び出すことはできません。再帰呼び出しの問題が発生します。
これらの考慮事項は直接呼び出しと間接呼び出しの両方に適用されます。つまり、互換性のある別のLANSAアプリケーションのコード単位から互換性のないLANSAアプリケーションのコード単位を呼び出しても、この制限を回避することはできません。また、LANSA Composerまたは互換性のあるLANSAアプリケーションのコード単位から中間の非LANSAプログラムを呼び出しても回避することはできません。