付録E. LANSA ComposerをLANSAアプリケーションとともに使用する

LANSA Composer

付録E. LANSA ComposerをLANSAアプリケーションとともに使用する


LANSA Composerは、他のLANSA製品とは機能的に独立したアプリケーションです。LANSA Composerを利用するために、他のLANSA製品(LANSA開発ツールなど)を使用したりインストールする必要はありません。

ただし、独自のアプリケーションを作成するためにLANSA開発ツールを使用する場合、開発されるLANSAアプリケーションと統合するのはLANSA Composerが最適です。これには以下の2つの理由があります。

1.   LANSA ComposerはLANSAによって作成されている

2.   LANSA Composer自体もLANSA開発ツールを使用して作成されている

一般的なLANSA ComposerとLANSAアプリケーションの統合はLANSA Composerの処理シーケンスの実行中に行われます。

統合は2方向のうち、どちらか一方もしくは両方向で行うことができます。

LANSAアプリケーションによる処理シーケンスの開始

処理シーケンスによるLANSAアプリケーションのファンクションまたはコンポーネントの呼び出し

LANSA Composerにはいくつかの標準的な手段があり、LANSAアプリケーションによるビジネス・プロセス統合ソリューションへの統合とそのソリューションの拡張をサポートします。これには、以下の機能が含まれます。

·         CALL_FUNCTIONアクティビティ

LANSA Composerにはすぐに使用できるCALL_FUNCTIONアクティビティが用意されており、LANSAファンクションを呼び出すことができます。このLANSAファンクションはLANSA Composerと同じまたは別のLANSAシステムや区画から呼び出せます。

·         カスタム・アクティビティ用のアクティビティ・プロセッサ

定義したカスタム・アクティビティ用のプロセッサは、既存の3GLプログラムを呼び出すためだけのものであっても、Visual LANSAを使用して開発する必要があります(ユーザーがLANSA開発ツールや十分なLANSA開発スキルを持っていない場合は、LANSA Composerの販売元がプロセッサを開発することも可能です)。

·         ユーザー定義のイベント通知ハンドラー

電子メールやSMSによる組み込みイベント通知ハンドラーの代わりに、LANSAファンクションとして独自のイベント通知ハンドラーを定義することもできます。

·         LANSAアプリケーションからのLANSA Composer処理シーケンスの開始

処理シーケンスを開始する方法は何通りかありますが、ほとんどの場合はどんなアプリケーションでも使用することが可能です。ただしLANSAのV12SP1以降は、特別な組み込み関数がLANSAにより提供され、LANSAアプリケーションでLANSA Composer処理シーケンスを開始するために使用できます。

 

以下も参照してください。

一般的なLANSA環境に必要な特徴

LANSAアプリケーション開発者は、どのような場合でも該当するLANSAのマニュアルに従ってください。