3.3 処理シーケンスのバージョン履歴の処理
LANSA Composerでは、複数バージョンの処理シーケンス定義を保管することができます。これにより柔軟性が向上し、以前のバージョンの処理シーケンスを復元して実行したり、処理シーケンス定義の開発過程を確認することができます。
処理シーケンス・エディタを使用して処理シーケンス定義を保存するたびに、前のバージョンの処理シーケンスが(システム設定に応じて)アーカイブされます。アーカイブされたバージョンには、処理シーケンスの実行可能な定義がすべて含まれますが、以下の項目は含まれません。
· 処理シーケンスの添付またはノート
· アクティビティ、変換マップ、取引先、構成など、処理シーケンス定義には含まれないが、処理シーケンスが参照する可能性がある項目
前バージョンの処理シーケンスを確認するには、以下の手順を行います。
1. [ナビゲータ]で[定義]を展開して、[処理シーケンス]を選択します。
2. フィルターと項目リストを使用して、確認する処理シーケンスを見つけて選択します。
3. [バージョン履歴]タブをクリックします。
処理シーケンスの使用可能な以前のバージョンのリストが表示されます。以下の作業を行うことができます。
前バージョンの処理シーケンスの定義を表示するには、表示するバージョンを選択して、[表示]ボタンをクリックします。[処理シーケンスエディタ]ウィンドウに前バージョンの処理シーケンス定義が開きます。
注: [処理シーケンスエディタ]ウィンドウは
モードで開くため、定義に変更を加えることはできません。前バージョンの処理シーケンスを削除するには、削除するいくつかのバージョンを選択して、[削除]ボタンをクリックします。削除の確認を求めるメッセージ・ボックスが表示されます。メッセージ・ボックスで[はい]ボタンをクリックすると、削除が完了します。
前バージョンの処理シーケンスを復元するには、復元するバージョンを選択して、[リストア]ボタンをクリックします。復元の確認を求めるメッセージ・ボックスが表示されます。メッセージ・ボックスで[はい]ボタンをクリックすると、復元が完了します。
前バージョンを復元すると、前バージョンに含まれている定義が現在の処理シーケンス定義になり、バージョン履歴では、現在の定義が選択した前バージョンと置き換えられます(必要に応じて、後でこちらを復元することもできます)。
処理シーケンスの添付およびノートはバージョン履歴には含まれず、前バージョンを復元しても復元されません。アクティビティ、変換マップ、取引先、構成など、処理シーケンス定義には含まれないが、処理シーケンスが参照する可能性がある項目も、同様に復元されません。