2.4 取引先

LANSA Composer

2.4 取引先


取引先はLANSA Composerのオプション機能です。取引先は、ファイルをディレクトリ(通常はインバウンドおよびアウトバウンド伝送)に整理する場合に便利です。取引先に関連付けられたさまざまな入力を使用して、異なるソース・ロケーションとターゲット・ロケーションのよく使うアクティビティと処理シーケンスを共有する場合や、複数の取引先に対して繰り返し処理を実行する場合にも役立ちます。

取引先を登録して、取引先にリンクされた構成と変換マップを転送することができます。各取引先が、異なるタイプのファイルに使用されるディレクトリのグループを持つようなディレクトリ構造を使用することもできます。このようなデータ構造を使用すれば、多数のファイルを簡単に効率的に管理できます。

さらに、アプリケーション固有の取引先プロパティをグローバルに定義して、各取引先ごとにこのプロパティの値を入力することもできます。これによって、取引先の機能を拡張し、カスタム条件にも対応することができます。

取引先情報は、以下の2つの方法で実行時に(処理シーケンス内で)参照できます。

·         特定の取引先に対して処理を実行する場合は、組み込み変数を使用して、取引先の属性とプロパティ、リンクされたディレクトリ、変換マップ、構成にアクセスできます。そして、実行するアクティビティおよび変換マップの変数入力として使用することができます。

·         処理シーケンスに*TRADINGPARTNERS組み込み変数に基づくループを含めて、定義されたすべての取引先に対して、同じ処理を繰り返し実行することができます。

処理シーケンス内の取引先変数に動的にアクセスする詳細については、「取引先組み込み関数の使用」を参照してください。

取引先機能が使用できない場合や適用されない場合もあります。

また、以下も参照してください。

取引先に関する作業

取引先の詳細

取引先グループ

取引先プロパティ

取引先のデータ交換属性

取引先へのディレクトリのリンク

取引先への変換マップのリンク

取引先への構成のリンク

アウトバウンドの採番