MAIL_RECEIVEALL
このアクティビティは、 LANSA IntegratorのPOP3MailServiceを使用して、特定のユーザーの複数の電子メール・メッセージをメールサーバーから取得します。
POP3メール構成またはLANSA IntegratorのPOP3プロパティでユーザーの詳細を指定する必要があります。
取得した電子メールに関する情報、メール・テキストおよび添付がローカル・ディレクトリに保管されます。取得した各電子メールに対してディレクトリが作成されます。このアクティビティで、作成されたディレクトリのリストを出力できます。
POP3メール構成またはINPUTパラメータのSAVEDIRECTORYを使用して、作成されたディレクトリの親ディレクトリを指定できます。
リスト変数を追加するアクティビティの後には LOOP処理指令もしくはその他の構成が続き、リスト内容を処理する場合が多くあります。リスト変数の詳細は 「変数」、 「リスト」を参照してください。
このアクティビティでは、POP3FAILEDという電子メール・イベント通知が使用されます。このイベントがアクティブな場合、アクティビティが失敗すると通知の電子メールが送信されます。イベント通知の設定については、「イベントの保守」を参照してください。
INPUTパラメータ:
POP3CONFIG :必須
このパラメータで、POP3メール構成の名前を指定します。この構成は[ナビゲータ]の[POP3メール構成]オプションを使用して、作成および保守することができます。
このパラメータを指定しない場合、またはこれが見つからない場合は、アクティビティがエラーを返し、処理が破棄されます。
SAVEDIRECTORY :任意
ブランク以外の値を指定した場合、ホーム・ディレクトリとして使用され、電子メール詳細を保管するサブディレクトリが作成されます。電子メール・メッセージの詳細、メッセージ・テキストおよび添付がこのサブディレクトリに保管されます。このパラメータを指定しない場合、POP3構成で指定されたディレクトリが使用されます。
このパラメータを指定しない場合、POP3構成のディレクトリが使用されます。
POP3MAX :任意
このパラメータに数字が指定されると、このアクティビティが取得する最大のメール数となります。特別な値「*NOMAX」は最大値がないことを表します。この場合、過去に削除されていない全てのメールが取得されます。このパラメータが指定されていない場合、省略値として50の制限値が使用されます。
OUTPUTパラメータ:
POP3COUNT :
アクティビティが完了すると、この値に受信した電子メール・メッセージ数が格納されます。受信したメールがない場合は、この値がゼロになります。
STOREDIRECTORY :
SAVEDIRECTORY内に作成されたサブディレクトリのリストを含むリスト変数の名前を指定します。
以下のようにフル・パスで格納されます。
例: Windows \savedir\subdir
IBM i /savedir/subdir
サブディレクトリの名前は、システム設定[POP3保存サブディレクトリ名接頭辞]と一意の数字を組み合わせて生成されます(例: MS123)。
このサブディレクトリには、以下の項目が保管されます。
· メールの添付(保管する必要がある場合)
· メール・テキスト(保管する必要がある場合)。ファイル名はmailtext.txt
· メール情報。ファイル名はmailinfo.txt
mailinfo.txtは以下のような形式です。
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Created by DXACTP302 on 20060216
11:32:00
FROMADDRESS=xxxxxxxxxxxxxxxxx
SUBJECT=zzzzzzzzzzzz
SENTDATE=dddddddddd
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