FIND_TPMAP

LANSA Composer

FIND_TPMAP


このアクティビティで、指定した基準に一致する指定した取引先とリンクされた変換マップを検索します。変換マップは、マップを取引先にリンクしたときに指定した(マップ・タイプ内の)シーケンスの順序で照合されます。

取引先にリンクされた変換マップおよびこのアクティビティのパラメータに指定した基準によっては、一致するマップが複数検索されることもあります。その場合、出力パラメータは変換マップ識別子のリストになります。一致するマップを1つだけ検索したい場合は、以下の手順を行う必要があります。

a) 適切なマップだけを取引先にリンクする

b) リンクされたマップが、該当するデータ交換属性など、適切な属性だけを持つことを確認する

c) アクティビティのパラメータに適切な値を指定する

一致するマップが複数見つかった場合は、OUTPUTパラメータのMAPIDとMAPACKはリスト変数として扱われ、それぞれに一致した変換マップのエントリが格納されます。リスト変数を追加するアクティビティの後には LOOP処理指令もしくはその他の構成が続き、リスト内容を処理する場合が多くあります。リスト変数の詳細は 「変数」「リスト」を参照してください。

INPUTパラメータ:

TRADINGPARTNER: 必須

リンクされたマップを照合する取引先の識別子を指定します。*TRADINGPARTNERS組み込み変数リストによって制御される処理シーケンス・ループ内でこのアクティビティを使用する場合は、通常は、このパラメータに*TRADINGPARTNER組み込み変数を指定します。また、処理シーケンス内で、前に明示的に値を設定した場合も*TRADINGPARTNER組み込み変数を使用します。それ以外の場合は、必要な取引先IDを含む変数またはリテラルを指定する必要があります。

PRODTEST :任意

照合の際、変換マップが取引先の実稼働(P)かテスト(T)のどちらのトランザクションにリンクされているべきかを指定します。指定されない場合、リンクされた変換マップの照合結果はこの属性の影響を受けません。

MAPTYPE:任意

取引先にリンクされた変換マップのタイプを照合するために、変換マップ・タイプ・コードの値を指定します。指定しない場合は、リンクされた変換マップの照合結果はこの属性の影響を受けません。

DOCTYPE:任意

取引先にリンクされた変換マップに関連付けられたトランザクション・ドキュメントタイプに対して照合するドキュメントタイプの識別子を指定します。指定しない場合は、リンクされた変換マップの照合結果はこの属性の影響を受けません。

DIRECTION:任意

取引先にリンクされた変換マップに関連付けられたマップの方向と照合するために、マップの方向を指定します。インバウンド・マップの場合は「I」、アウトバウンド・マップの場合は「O」を指定します。指定しない場合は、リンクされた変換マップの照合結果はこの属性の影響を受けません。

STANDARD:任意

取引先にリンクされた変換マップに関連付けられた指定のドキュメント標準と照合するために、ドキメント標準のマッチエージェンシーの値を指定します。(例えばX12マップの場合は「X」を指定します。)指定しない場合は、リンクされた変換マップの照合結果はこの属性の影響を受けません。

VERSION: 任意

取引先にリンクされた変換マップに関連付けられた指定のドキュメント標準と照合するために、ドキメント標準のマッチバージョンの値を指定します。(例えばX12バージョン004010マップの場合は「004010」を指定します。)指定しない場合は、リンクされた変換マップの照合結果はこの属性の影響を受けません。 

TRANSACTIONID:任意

取引先にリンクされた変換マップに関連付けられたマップのトランザクションIDと照合するために、マップのトランザクションIDを指定します。例えば、X12トランザクション850を処理するマップの場合は「850」を指定します。指定しない場合は、、リンクされた変換マップの照合結果はこの属性の影響を受けません。

VERSION:任意

取引先にリンクされた変換マップに関連付けられたマップ標準のバージョンと照合するために、マップ標準のバージョンを指定します。指定しない場合は、リンクされた変換マップの照合結果はこの属性の影響を受けません。

OUTPUTパラメータ:

MAPCOUNT :

アクティビティが完了すると、検索された一致する変換マップの数がこの変数に格納されます(これはMAPIDリストの項目の数と同じです)。

MAPID :

アクティビティが正しく完了すると、指定した基準と一致する指定の取引先とリンクされた変換マップの識別子(名前)のリストが、このパラメータに格納されます。多くの場合は、一致するマップが1つだけ検索されます(そのためには、マップ属性とアクティビティのパラメータ値を適切に入力する必要があります)。この場合は、リストの先頭の(おそらく唯一の)項目を参照します。リンクされた変換マップが複数検索される場合もあります。その場合は、処理シーケンスのLOOP命令を使用して、このパラメータで返されたリストを処理する必要があります。

このパラメータに格納された値を*TRANSFORM組み込み変数に割り当てることができます。そして、*TRANSFORM組み込み関数のサポートされる適切な形式を使用して、マップのその他の属性に直接アクセスできます。

MAPACK :

アクティビティが正常に終了すると、このパラメータにはMAPIDパラメータリスト内の照合された変換マップに対応する”確認が必要”フラグのリストが格納されます。この値(Y/N)は取引先と変換マップに”リンクされた変換マップ”の定義から来ており、取引先の変換マップによってトランザクションが処理される際に送信の確認をするかどうかを指定します。