2.3.2 FTP構成
FTP構成を使用して、FTPプロトコルを介して、ファイルの送信と取得を行う方法を詳細に設定することができます。このような構成を使用するために、以下のようなアクティビティが用意されています。
· FTP_INBOUND
· FTP_OUTBOUND
· FTP_COMANDLIST
FTP構成の情報は3つのセクションに分かれています。
· 識別FTP構成を識別します。また、基本情報が含まれます。
· 接続
リモートFTPホストとこのホストに接続する方法が含まれます。
· 詳細
セットアップするFTP構成のタイプに関する詳細が含まれます。
FTP構成を識別します。また、基本情報が含まれます。
[ID] |
構成を一意に識別するID |
[記述] |
構成の説明 |
[FTPタイプ゚] |
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[状態] |
アクティブまたは非アクティブ。非アクティブな構成は処理シーケンスで使用できません。非アクティブな構成を使用しようとすると、用意されたアクティビティがエラーで終了します。 |
リモートFTPホストとこのホストに接続する方法が含まれます。
[リモート ホスト] |
リモートFTPサーバーの名前。IPアドレス(nnn.nnn.nnn.nnn:port)またはドメイン名で指定できます。ポートの省略値は21か 22(セキュアFTP(SSH2)選択の場合)または990 (暗黙的セキュア・コマンド・チャネルを使用する場合)です。 |
[リモート ユーザー] |
必須。リモート・ホストに接続するためにユーザー・プロファイルを指定します。 |
[リモート パスワード] |
リモート・ホストに接続するために、[リモートユーザ]とともに使用するパスワード。この値は暗号化されます。 |
[セキュアFTP(SSH2)] |
[はい]を指定すると、アクティビティは標準のFTPの代わりにセキュアFTP(SSH2)プロコトルを使用してFTPサーバーに接続します。これが選択されている場合、他のいくつかのFTP構成パラメータが適用されないことがあります。 |
[FTPセキュア コマンド チャネル] |
[いいえ]、[はい]、または[暗黙]。FTPコマンドを交換する際のセキュリティ・レベルを指定します。
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[FTPセキュア データ チャネル] |
[いいえ]または[はい]。データ転送中の接続のセキュリティ・レベルを制御します。 |
[FTPデータリンク - アクティブ/パッシブ] |
[パッシブ] または[アクティブ] |
[FTPバイナリ転送] |
FTP 転送をバイナリー・モードで行うかどうかを指定します。コマンドリストタイプのFTP構成の場合はこの項目は適用されませんし、表示もされません。 |
注: 保存する前にテストボタンを使用してこれらのパラメータが正しいかチェックできます。FTPデータリンクとFTPバイナリートランスファーを除き全てのパラメータが検査されます。
詳細セクションの内容は、識別セクションで指定したFTPタイプによって異なります。
[インバウンド]を指定した場合のFTP構成が使用されるアクティビティは、リモート・ホストに接続し、FTP GETコマンドを使用してリモート・ホストからファイルを取得し、ファイルをローカル・マシンに置くアクティビティです。
[ローカル ディレクトリ パス] |
必須。リモート・ホストから取得したファイルを保管するローカル・マシン上のディレクトリを指定します。 |
[リモート ディレクトリ パス] |
ファイルを取得するリモート・ホスト上のディレクトリを指定します。指定しない場合はユーザーの省略値のディレクトリから取得されます。 |
[リモート ファイル リスト形式] |
リモート・ホストから取得するファイル・リストの形式。ドロップダウン・リストから、[自動検出形式] (省略値)、[ IBM i]、[Windows]、[Linux]または[名前(NLSTを使用)] を指定します。 |
[取得対象] |
ドロップダウン・リストから選択します。 |
[取得対象の指定方法] |
[取得対象]で[選択方法を指定して取得]を選択した場合に使用します。リモート・ホストから取得するファイルを識別するためのパターンを入力します。 例えば、 *.ord の場合は、拡張子がordのファイルを取得します。 ord*の場合は、ordで始まるファイルを取得します。 |
[取得対象の指定方法] |
このオプションはリモートFTPサーバーから取得されたファイルに使用されるローカルファイル名や拡張子に影響を与えます。例えばリモートFTPサーバーが使用するファイル名や拡張子がローカルファイルシステムのネーミングルールに反する時などにこのオプションを使って変更できます。 以下のオプションから選択できます。
|
[取得後の処理] |
[リモートホストに残す]または[リモート ホストから削除] |
[アウトバウンド]を指定した場合のFTP構成が使用されるアクティビティは、リモート・ホストに接続し、FTP PUTコマンドを使用して、ファイルをローカル・マシンからリモート・ホストの特定の場所に格納するアクティビティです。
[ローカル ディレクトリ パス] |
リモート・ホストくファイルが存在するローカル・マシン上のディレクトリを指定します。 |
[リモート ディレクトリ パス] |
ファイルを格納するリモート・ホスト上のディレクトリを指定します。指定しない場合はユーザーの省略値のディレクトリに格納されます。 |
[格納対象] |
ドロップダウン・リストから選択します。 |
[拡張子] |
[格納対象]で[指定した拡張子のファイルを格納]を選択した場合に使用します。選択するファイルの拡張子を入力します。大文字小文字が区別されます。「.」は必要ありません。 |
[ローカル アーカイブ パス(OK)] |
任意。使用しているマシンのディレクトリ・パスを指定します。アウトバウンド・ファイルが正しく転送されると、このディレクトリに移動します。 |
[ローカル アーカイブ パス(ER)] |
任意。使用しているマシンのディレクトリ・パスを指定します。FTP処理中にアウトバウンド・ファイルにエラーが発生すると、このディレクトリに移動します。 |
[コマンド リスト]を指定した場合のFTP構成が使用されるアクティビティは、リモート・ホストに接続し、ファイルで指定されたFTPコマンドを実行するアクティビティです。
[コマンド リスト ファイル] |
必須。FTPコマンドが記述されたファイルのフル・パスと名前を指定します。 標準のアクティビティでは、LANSA Integratorを使用してFTPコマンドが実行されます。FTPコマンドとキーワードの詳細については、「FTPコマンド」を参照してください。 コマンドリストファイルでは、1行に1つのコマンドだけを記述する必要があります。コメント行の先頭には#を付けます。行の終了文字には、キャリッジ・リターン、ライン・フィード、復帰改行、キャリッジ・リターン・ライン・フィードまたはライン・フィード・キャリッジ・リターンを使用できます。 |