変換マップデータ交換属性

LANSA Composer

変換マップデータ交換属性


LANSA Composerは、取引先ごとにデータ交換属性のセットを定義し、保管します。これらはトランザクション・ドキュメント処理のフレームワークで使用される属性に対応するために、次のように定義されます。

[マップの方向]

このマップが適用されるトランザクション・ドキュメント処理の流れの方向(インバウンドかアウトバウンド)を指定します。

このマップが取引先にリンクされていると、FIND_TPMAPアクティビティのDIRECTIONパラメータを使用した際に、この属性が参照されて適切な変換マップが認識されます。

[マップ標準]

ドロップダウン・リストから選択することにより、このマップが適用されるドキュメント・タイプとドキュメント標準を選択します。

このマップが取引先にリンクされていると、FIND_TPMAPアクティビティのSTANDARDパラメータを使用した際に、この属性が参照されて適切な変換マップが認識されます。

[マップ トランザクション タイプ]

このマップが適用されるトランザクション・タイプを指定します。例えば、EDI X12の注文トランザクションには'850'、 EDIFACTの注文トランザクションには'ORDERS'などのように指定します。

このマップが取引先にリンクされていると、FIND_TPMAPアクティビティのTRANSACTIONIDパラメータを使用した際に、この属性が参照されて適切な変換マップが認識されます。

[インポート プロセッサ]

インバウンド・トランザクションのデータをアプリケーション・データベースにインポートするインポート・プロセッサの名前を指定します。このデータは受信されると、この変換マップによって通常はステージング・データベースに格納されます。

関連の変換マップを実行後、インバウンド・トランザクション・ドキュメントをインポートするには、この名前をTXDOC_IMPORTアクティビティに渡さなければなりません。

[エクスポート プロセッサ]

トランザクション情報をアプリケーション・データベースから抽出するエクスポート・プロセッサの名前を指定します。この情報は通常はステージング・データベースに書き込まれ、この変換マップが読み込んで、アウトバウンド・トランザクション・ドキュメントの準備をします。

関連の変換マップを実行する前に、アウトバウンド・トランザクション・ドキュメントをエクスポートするためには、この名前をTXDOC_EXPORTアクティビティに渡さなければなりません。

 

変換マップのデータ交換属性はトランザクション処理フレームワーク内で、またはユーザー独自のカスタム・トランザクション・ドキュメント処理のソリューションでも次のように利用することが可能です。

  • 処理シーケンス内の属性値は、該当する場合、組み込み変数、例えばインポートやエクスポートプロセッサー名であれば*transform.edi.imp*transform.edi.exp など、を使用してアクセスできます。このような方法で属性値にアクセスするには、まず事前に*transform 組み込み変数に変換マップIDをつけておかなければなりません。

    詳細は「変換マップ(*TRANSFORM)組み込み変数の修飾子」を参照してください。
  • LANSA ComposerはFIND_TPMAPアクティビティを使用する際、この属性値のいくつかを参照して最適な変換マップを識別します。
  • この属性やその他のドキュメント・タイプや標準に関連する属性の中には、DISCOVER_MAPアクティビティを使用する処理シーケンス内で取り出すことができるものもあります。

 

インポート/エクスポート・プロセッサ

インポート/エクスポート・プロセッサの使用は強制ではありません。これらの属性や性能はインバウンドやアウトバウンドのトランザクション・ドキュメントを処理する際の中間的な”ステージング”データベース・テーブルの利用をサポートするために用意されています。ユーザーの変換マップがユーザーのアプリケーション・データベース・テーブルを直接読み、書き込むのであれば、インポートやエクスポートの手順を別途定義したり、実行する必要はありません。

インポート/エクスポート・プロセッサの定義、詳細については、以下を参照してください。

アプリケーション・プログラム・インターフェイス(API)