2.3.8 データベース構成
データベース構成を使用して、データベース接続を確立して変換マップを使用するために必要な詳細情報を保管します。変換マップが入力または出力としてデータベースを利用する場合は、マップのパラメータにデータベース接続のパラメータを含める必要があります。このパラメータでデータベース構成の名前を指定して、必要なデータベースへの接続を確立します。
変換マップの定義と使用の詳細については、「変換マップ」を参照してください。
LANSA Composerを使用するためにデータベース接続を確立する詳細については、「変換マップを使用したデータベースへの接続」を参照してください。
データベース構成では、以下のような情報を指定する必要があります。
[ID] |
構成を一意に識別するID。データベース構成を利用するために、この名前を変換マップのデータベース接続パラメータの値として指定します。 |
[記述] |
構成の説明 |
[状態] |
アクティブまたは非アクティブ。非アクティブな構成は処理シーケンスで使用できません。非アクティブな構成を使用しようとすると、用意されたアクティビティがエラーで終了します。 |
[データベース接続ストリング |
変換マップを実行する環境から必要なデータベースに接続するために、必要なJDBC接続文字列を指定します。以下にJDBC接続文字列の例を示します。 jdbc:as400://SYSNAME/LIBNAME;naming=sql;errors=full;date format=iso;true autocommit=true;translate binary=true |
注:変換マップでIBM DB2 for i5/OSデータベース・テーブルに接続するデータベース・コンポーネントを使用する場合は、変換マップを用意する際に、LANSA Composerにより、生成されたJavaコードからライブラリ修飾子が削除されます。実行時に必要なファイルを見つけられるように、データベース構成を設定する必要があります。このために通常は、JDBC接続文字列のURLの一部としてライブラリ名を指定します。上記の例では、LIBNAMEがライブラリ名です。詳細は「IBM DB2 for i5/OSの変換マップに関する追加考慮事項」を参照してください。
[データベース ドライバ クラス] |
この接続に使用するJDBCドライバーのJavaクラス名を識別します。以下は、IBM iデータベースにアクセスするためによく使用されるドライバーのクラス名の例です。 com.ibm.as400.access.AS400JDBCDriver |
[データベース ユーザー] |
認証が必要な場合は、認証ユーザー名を入力します。 |
[データベース パスワード] |
認証が必要な場合は、データベース・ユーザーとともに使用するパスワードを入力します。 |
[自動コミット] |
ドライバーやデータベース・サーバーの自動コミット機能を使用して、情報を自動的にデータベースにコミットするかどうかを指定します。データベースやドライバーによっては、自動コミットによってすべてのSQLステートメントがトランザクションになる場合があります。これによって、例えば、マッピング・ツールで選択した[トランザクションの使用]オプションなど、アプリケーション層に実装されたトランザクション制御が事実上無効になります。 変換マップ定義のオプションまたはJDBC接続文字列もコミット制御に影響を与えます。これらを使用して、コミット制御を制御することもできます。通常、この設定を使用するのは、変換マップ定義にトランザクション制御が実装されていない場合だけです。ただし、こうした考慮事項はデータベース・システムやJDBCデータベース・ドライバーによって異なります。 |
[トランザクション アイソレーション] |
データベース接続に適用するトランザクション・アイソレーションのレベルを指定します。 [なし]トランザクション・アイソレーションは適用しません。コミットされていないすべてのデータを任意の接続で読み取ることができます。 [コミットされていない読み取り] [コミットされた読み取り] このレベルは[コミットされていない読み取り]より制限が大きくなります。 [反復可能な読み取り] これは[コミットされた読み取り]より制限が大きくなります。 [直列化可能] |