Lansa Composer Webコンポーネント用のIISを構成する

LANSA Composer

Lansa Composer Webコンポーネント用のIISを構成する


LANSA ComposerのWindowsサーバー・インストールでは、LANSA for the WebのIISプラグインがすでにインストールされている場合、このプラグインのインストールおよび構成は行われません。  これは既存のLANSA for the Webアプリケーションが作動している際の干渉を避けるための意図的なものです。この場合、手動でIISプラグインの構成を変更するまでは、LANSA ComposerのWebコンポーネント(例えばオペレーション・コンソールなど)がすぐには実行できません。

構成を変更するにはいくつかの方法があります。    以下はその1例についての説明です。

詳細については、関連のLANSA、IISのドキュメントを参照してください。  次のでは、IISプラグインをこの目的で構成するための1つの方法を示しています。  ユーザーのシステムの状況や条件により、特定の画面や最も適切な構成方法は異なります。

 

このでは主な手順は次のようになります。

1.  IISでLANSA Composerを新しいサイト・バインドとして追加

2.  LANSA Web アドミニストレータで、LANSA Composerのデータ・アプリケーションサーバーを追加

3.  LANSA ComposerのWebイメージ、スタイル、スクリプトファイルをコピー

4.  LANSA Composerでシステム設定を変更し、新しいポート番号を利用

 

1.  IISでLANSA Composerを新しいサイト・バインドとして追加

既存のLANSA for the Webアプリケーションは、初期設定で省略値ポートの80が使用されています。

ポート番号は、LANSA ComposerのWebコンポーネント用に新しい番号を選択することが可能です。  通常はFTPなどのような他のプロトコルで広く使用されているポート番号との重複を避けるため、1000より大きなポート番号を使用するようにします。

ポート番号が決定したら(例えば8080など)、次の手順でこのポート用のWebサイトを構成します。

a.  マイクロソフトのインターネット・インフォメーション・サービス(IIS)マネージャーを開き、LANSA for the WebのIISプラグイン(lansaweb) がインストールされているWebサイトを選択します。

b.  選択したWebサイトで[サイト バインド]ウィンドウを開き、[追加]をクリックして、新しいバインドを追加します。

c.  [サイト バインドの追加]ウィンドウで、新しいポート番号をタイプします。

d.  全ての変更が保存されたことを確認します。  まだIISサービスを再起動する必要はありません。

 

2.  LANSA Web アドミニストレータで、LANSA Composerのデータ・アプリケーションサーバーを追加

次の手順でLANSA for the Webを構成して、LANSA Composerが新しいポート番号を利用してWeb要求に応えれるようにします。

a.  [LANSA Webアドミニストレータ]を開き、アクティブなLANSA Web構成を開きます。(例えばIISプラグインがインストールされているLANSAシステムのWebServer\IISPlugInフォルダ内のl4w3serv.cfgなど)

b.  [ツール]メニューから[システム保守]を選択し、[追加]をクリックします。

c.  [LANSA システムの追加]ウィンドウの[Web サーバー]タブで、上記の手順で決定した指定のポート番号をタイプします。

 

d.  [LANSAシステムの追加]ウィンドウの[データ/アプリケーション サーバー]タブで、LANSA Composer用の[LANSAコミュニケーション管理機能]のエントリー名をタイプします。  必要であれば、省略記号(...)のボタンをクリックして、[LANSAコミュニケーション管理機能]を開きます。  LANSA for the WebがLANSA Composerアプリケーション・サーバーに接続するために必要なユーザー名とパスワードをタイプします。

指定されたユーザー・プロファイルは、SQLデータベースで権限を与えられたユーザーでなければなりません。(MicroSoft SQLサーバーを使用の場合)

 

e.  接続をテストして、変更を保存後[LANSA Webアドミニストレータ]を閉じます。

f.  最後にIISを再起動し、新しい構成が有効になるようにします。

 

3.  LANSA ComposerのWebイメージ、スタイル、スクリプトファイルをコピー

LANSA ComposerのWindowsサーバーのインストール・プログラムは、LANSA Composerがインストールされる場所のWebServer\ImagesディレクトリにWebイメージ、スタイル、スクリプトファイルをインストールします。

IISプラグインがインストールされているLANSAシステム・ディレクトリ内の WebServer\Imagesディレクトリに相当する場所に、これらのファイルをコピーする必要があります。

次のファイルをコピーしてください。

  • WebServer\Images内のxfd*.*という名前のファイル
  • WebServer\Images\style内のxfd*.cssという名前のカスケード・スタイル・シート(.css)ファイル 
  • WebServer\Images\script内のxfd*.jsという名前のJavaScript(.js)ファイル 

 

4.  LANSA Composerでシステム設定を変更し、新しいポート番号を利用

IISとLANSA for the Webの構成が終了したら、オペレーション・コンソールのLANSA Composerで使用される基本URLを変更する必要があります。

この変更を行うには、LANSA Composerクライアントを開始し、左側のナビゲータから[システム設定]を選択します。  [システム設定]のリストから[ブラウザインターフェイスの基本URL]を選択します。  右側の[値:]編集ボックスで、URLを変更してLANSA for the Web IISプラグインにバインドされた新しいポート番号を使用するようにします。