トランザクション・ドキュメント処理のひな形変換マップ
トランザクション・ドキュメント処理のフレームワークの中核となる、事前に準備された処理シーケンスは、呼び出す変換マップの特殊なパターンを推測します。LANSA Composerでは、このパターンに一致する次のような”ひな形”となる変換マップが用意されています。
- TXDOC_MODEL_IN (トランザクション・ドキュメントのインバウンドのひな形マップ)
- TXDOC_MODEL_OUT (トランザクション・ドキュメントのアウトバウンドのひな形マップ)
これらのマップは直接使用することはできませんが、ひな形として使用するように用意されています。これを元に、ユーザーの組織でのトランザクション・ドキュメント処理で使用されるデータベースやトランザクション・ドキュメント・タイプへの参照を作成できます。
これらのマップにおいて重要な鍵となるのは、提供されたトランザクション・ドキュメント処理のフレームによって呼び出された際に、マップが受け取ると予期する数字、順番、パラメータの意味を定義するという点です。提供されるトランザクション・ドキュメント処理シーケンスとの互換性が保たれるよう、ユーザー作成のマップは全て、同じパラメータを受け取る必要があります。
インバウンドのマップにおいて予想されるパラメータは以下の通りです。
名前 (*) |
説明 |
TXDOC_MODEL_IN_1(TextfileSourceFilename) |
インバウンドのトランザクション・ドキュメント・ファイルへのパスを指定します。 |
TXDOC_MODEL_IN_2 |
トランザクション・ドキュメント・レジスタ内のトランザクション・ドキュメントを識別するトランザクション・ドキュメント・エンベロ-プナンバーを指定します。この番号は通常TXDOC_REGISTERアクティビティにより戻されます。 |
TXDOC_MODEL_IN_3 |
マップのターゲット・データベースへの接続時に使用する、データベース構成を認識するためのLANSA
Composerデータベース構成名を指定します。 |
(*) ユーザーのマップでは、上記に示されているものと同じ名前を指定する必要はありません。ここで大切なのは、数、順序、そして変換マップのパラメータの意味です。
アウトバウンドのマップにおいて予想されるパラメータは以下の通りです。
名前 (*) |
説明 |
TXDOC_MODEL_OUT_1 |
マップのソース・データベースへの接続時に使用する、データベース構成を認識するためのLANSA
Composerデータベース構成名を指定します。 |
TXDOC_MODEL_OUT_2 |
トランザクション・ドキュメント・レジスタ内のトランザクション・ドキュメントを識別するトランザクション・ドキュメント・エンベロ-プナンバーを指定します。この番号はTXDOC_REGOUTBNDまたはTXDOC_REGOUTX12アクティビティ、またはそれと同等のAPI、そしてFOR_EACH_TXDOCO反復アクティビティにより戻されます。 |
TXDOC_MODEL_OUT_3 |
アウトバウンドのトランザクション・ドキュメント・ファイルへのパスを指定します。 |
(*) ユーザーのマップでは、上記に示されているものと同じ名前を指定する必要はありません。ここで大切なのは、数、順序、そして変換マップのパラメータの意味です。