2.3.10 LANSAシステム構成
別のLANSAシステムに接続し、そのシステム内でLANSAファンクションやLANSA Composerの処理シーケンスを実行する際に必要な詳細を、LANSAシステム構成で指定します。CALL_FUNCTIONやCOMPOSER_RUNアクティビティに連動して使用されます。 LANSAシステム構成の使用に関する詳細は以下を参照してください。
どのLANSAシステム構成でも必要な共通の情報は以下の通りです。
ID |
構成を一意に識別するID。LANSAシステム構成を利用するには、CALL_FUNCTIONやCOMPOSER_RUNアクティビティのLANSACONFIGパラメータの値にこの値を指定します。 |
記述 |
構成の説明 |
状態 |
アクティブまたは非アクティブ。非アクティブな構成は処理シーケンスで使用できません。非アクティブな構成を使用しようとすると、提供されたアクティビティはエラーで終了します。 |
この構成タイプに特有の追加情報は次の2つの部分に分けられます。
1. LANSA Composer は以下を使用してリクエスト・サーバーに接続します:
2. リクエスト・サーバーは以下を使用して他のLANSAシステムに接続します:
1. LANSA Composer は以下を使用してリクエスト・サーバーに接続します:
LANSAシステム構成の最初の部分では、別のLANSA(もしくはLANSA Composer)システムのタスクを(CALL_FUNCTIONやCOMPOSER_RUNなどで) 実行するリクエスト・サーバーとLANSA Composerがどのように接続されるかを指定します。
LANSA Composer、リクエスト・サーバーと別のLANSAシステムの全てが同じサーバー上にある場合は、[接続するリクエスト・サーバー]のドロップ・ダウンから[ローカルシステム上に存在]を選択するだけです。それ以上の情報をこのセクションで入力する必要はありません。
ただし、別のLANSAシステムが異なるサーバー(*)にある場合は、[接続するリクエスト・サーバー]のドロップ・ダウンから[リモートシステム上に存在]を選択し、以下の追加情報を入力してください。
* 別のサーバー・システムのLANSAファンクションを呼び出したり、処理シーケンスを実行するには、別途LANSA Composerリモート・サーバーのライセンスが必要です。
注意:このガイドが書かれた時点(LANSA V12SP1が基準)では、IBM i サーバーから別のIBM i サーバーへの接続はサポートされていません。今後のバージョンのLANSAでこの制限は取り除かれる予定です。
注意:この機能を使用するには、LANSA Composerがリモート・サーバーにインストールされていなければなりません。そうすることで、ソース・システムのLANSA Composerがリモート・システム上のLANSA Composerリクエスト・サーバーのコンポーネントを通信できるようになります。追加のライセンスが必要な場合があります。詳細は「リモート・システムのLANSA Composerリクエスト・サーバーに接続する」を参照してください。
[アクティブ状態を保持] |
処理シーケンスが同じLANSAシステム構成を使用して複数の要求(CALL_FUNCTIONまたはCOMPOSER_RUN)を行う場合、要求間でアクティブ状態を保持するために、このフィールドを に指定します。 を指定すると、リモート・システムへの新しい通信セッションが開始され、それぞれの要求が終了されます。 |
[サーバー タイプ] |
リモート・システムに適用するサーバー・タイプ(IMB i またはWindows)を選択します。2つ目の構成部分に入力する値はここでの選択により異なってきます。 |
[サーバーLUパートナー名] |
ネットワーク名、ポートやその他ターゲット・システムに接続する際に必要な情報を識別できるサーバーLUパートナー名を指定します。 LANSA ComposerがWindowsサーバーで実行される場合、これは で定義された名前です。LANSA ComposerがIBM i サーバーで実行される場合は、LANSAの 画面で定義された名前になります。注: 1. この目的で[サーバーLUパートナー名]を定義するLANSA通信経路指定レコードは、LANSA Composerサーバーで定義します。クライアントのコンピュータの[LANSA通信管理機能]はこの定義のためには使用できません。 2. この接続情報は、LANSA Composerリスエスト・サーバーのソフトウェアを含むターゲット・システムのLANSA Composer構成を参照していなければならなりません。 3. LANSA Composerが接続を確立する際は、そのシステムのLANSAリスナーがアクティブになっていなければなりません。 |
[サーバーの区画] |
LANSA Composerリスエスト・サーバーのソフトウェアを含むターゲット・システムのLANSA Composer構成の区画名を指定します。ターゲット・システムへのLANSA Composerの標準インストールでは、この名前はLICです。 |
[Windows 認証を使用] |
[はい]にすると、LANSA Composerはターゲット・システムのLANSA Composerリクエスト・サーバーに接続するLANSA Composer処理シーケンスを実行するジョブの認証を使用します。このオプションを利用する場合は、ターゲット・システムがシングル・サインオンで構成され、ユーザーが登録されている必要があります。 |
[ユーザー]と[パスワード] |
ターゲット・システムのLANSA Composerリクエスト・サーバーに接続する際にLANSA Composerが使用する名前とパスワードを指定します。 |
[クライアント-サーバー変換テーブル] と [サーバー-クライアント変換テーブル] |
使用するクライアントからサーバーへ、サーバーからクライアントへの変換テーブルの名前を指定します。ライブラリ名を指定することはできません。指定しない場合、省略値は*JOBで、この場合、System iサーバーのジョブのCCSIDとクライアント・コード・ページに基づいて変換テーブルが生成されます。 この引数が*JOBの場合、サーバーからクライアントへの変換テーブルも*JOBである必要があります。 ターゲット・システムがWindowsサーバーにある場合は、この値は適用されません。 |
[サーバー オーバーライド パラメータ] |
ここではターゲット・システムのLANSA Composerリクエスト・サーバーに接続する際に必要となる、上記以外のX_RUNパラメータ名の文字列を指定することができます。詳細はLANSAドキュメントのX_RUNパラメータを参照してください。 |
2. リクエスト・サーバーは以下を使用して他のLANSAシステムに接続します:
LANSAシステム構成の2つ目の部分では、LANSA Composerリクエスト・サーバーが他のLANSA(もしくはLANSA Composer)システムにどのようにして接続するかを指定します。
必要となる情報はシステムがIBM i サーバーかWindowsサーバーにあるかによって異なります。
IBM i のLANSA Composerサーバー
IBMサーバーの別のLANSA(もしくはLANSA Composer)システムに接続する際に必要な追加情報は以下の通りです。
[LANSAプログラム ライブラリ名] |
使用するLANSAシステムのLANSAプログラム・ライブラリ名を指定します。例:DC@PGMLIB |
[LANSA区画名] |
使用するLANSAシステムのLANSA区画名を指定します。例:SYS 区画は複数言語対応でなければなりません。 |
[LANSA言語コード] |
オプションとしてターゲット・システムのLANSAやLANSA Composerを開始する際に使用するLANSAf言語コードを指定できます。指定されない、もしくは特別な値'*' が使用された場合は、LANSA Composerで使用されている言語コードがターゲット・システムのLANSAを開始する際に使用されます。 |
WindowsのLANSA Composerサーバー
WindowsサーバーのLANSA(もしくはLANSA Composer)システムに接続する際に必要な追加情報は以下に示される通りです。ほとんどのパラメータが、LANSAシステムに接続するために使用されるLANSA X_RUNパラメータに直接対応しています。詳細はLANSAドキュメントのX_RUNパラメータに関する記述を参照してください。
[LANSAシステム パス] |
使用するLANSAシステムのX_WIN95フォルダへのパスを指定します。例: |
[LANSA区画名]< SPAN> |
使用する指定のLANSAシステムのLANSA区画名を指定します。例:SYS |
[LANSA言語コード] |
オプションとしてターゲット・システムのLANSAやLANSA Composerを開始する際に使用するLANSAf言語コードを指定できます。指定されない、もしくは特別な値'*' が使用された場合は、LANSA Composerで使用されている言語コードがターゲット・システムのLANSAを開始する際に使用されます。 |
[ユーザー名] |
LANSAシステムの接続時に使用するユーザー名を指定します。 |
[ユーザーパスワード] |
LANSAシステムの接続時に使用するパスワード。 (この値は、X_RUNパラメータのPSPW=に対応します。) |
[データベース名] |
このパラメータには指定のLANSAシステムと使用するユーザー・データベースを指定します。(この値は、X_RUNパラメータのDBID=に対応します。) |
[データベース タイプ] |
ひとつ前のパラメータに指定されたデータベースのタイプを指定します。(この値は、X_RUNパラメータのDBUT=に対応します。) |
[データベース ユーザー] |
必要であれば、データベースにログインするためのユーザー名を指定します。(この値は、X_RUNパラメータのDBUS=に対応します。) |
[データベース パスワード] |
必要であれば、データベースにログインするためのパスワードを指定します。 |
[オーバーライド パラメータ] |
LANSAシステムの接続時に必要な上記以外のX_RUNパラメータ名と値の文字列を指定できます。詳細はLANSAドキュメントのX_RUNパラメータに関する記述を参照してください。 |