5.6 aXesターミナル・オペレーション・スクリプトを利用する

LANSA Composer

5.6 aXesターミナル・オペレーション・スクリプトを利用する


LANSA Composerで提供されるaXesターミナル・サーバー用のアクティビティのセットを使用して、ソリューション内でユーザーの5250アプリケーションとの必要なあらゆるやりとりを仮想的に行うことができます。

ただし、ほとんどのアクティビティは、1画面のやりとりを完成するために必要な複数の操作のうちの1つの操作だけを実行します。例えば、TS_SETBYNAMEまたはTS_SETBYPOSのアクティビティは、5250画面の入力フィールドに値を設定しますが、1度の実行につき1フィールドのみとなります。

このレベルのインターフェイスにより、ユーザーのソリューションでは最大の柔軟性が発揮できます。ユーザーの処理がそれぞれの操作をコントロールでき、各画面ごとにその結果により異なったアクションをとることが可能です。

一方で、このような方法でそれぞれのaXesターミナル操作が実行されると、処理シーケンスが必要以上にサイズが大きく複雑になってしまい、導入も難しくなる可能性があります。その結果、返ってソリューションのパフォーマンスにも影響を与えかねません。

柔軟性、複雑性とパフォーマンスという考慮事項の適切なバランスが選択できるよう、LANSA ComposerではaXesターミナル・オペーレーション・スクリプトをサポートしています。これはTS_EXECUTEアクティビティを使用して実行されます。

このサポートにより、例えばユーザーのアプリケーションでTS_SETBYNAMEやTS_SETBYPOSなどの1つの入力画面にデータを入力するアクティビティが連続するところを、1つのTS_EXECUTEアクティビティで済ませることが可能です。

またオプションとしてスクリプトを別のルーチンに分けて、個別に実行することも可能です。例えば、それぞれの5250データ入力画面を完了するスクリプト・ルーチンを定義します。サブファイルを含むデータ入力画面の場合、それぞれのサブファイルのレコードまたは行を完成するルーチンを定義できます。

注:処理シーケンスでは、TS_EXECUTEアクティビティを使って実行するaXesターミナル・オペーレーション・スクリプトと、直接aXesターミナル・サーバー操作を行うTS_SENDやTS_SETBYNAMEなど他のアクティビティを混ぜて使用することもできます。aXesターミナル・サーバー・オペレーションのスクリプトで全てを作成する必要はありません。

 

詳細は、以下を参照してください。

TS_EXECUTEアクティビティ

aXesターミナル・オペレーション・スクリプトの定義

aXesターミナル・オペレーション・スクリプトの例