FTP_DIRLIST
このアクティビティは、FTPを使用してリモート・ホストからファイルのリストを取得します。 リモートFTPホストに接続して、ファイルの名前がリモート・ホストのディレクトリから取得されます。 リモート・ホストとディレクトリの詳細は、FTP構成から取得されます。 出力されるのは、取得したファイルのリストです。 ファイル名だけを含むリスト、またはフル・ローカル・パスとファイル名を含むリストの2つの形式で出力できます。
リスト変数を埋めるアクティビティの後には通常、LOOP処理シーケンス命令やリストの内容を処理する他の構造が続きます。 リスト変数の詳細については、「変数」および「リスト」を参照してください。
このアクティビティでは、FTPDIRLISTFAILという電子メール・イベント通知が使用可能です。 このイベントがアクティブな場合、アクティビティがエラーになると電子メールが送信されます。 イベント通知の設定については、「イベントの保守」を参照してください。
INPUTパラメータ：
FTPCONFIG： 必須
このパラメータで、FTP構成の名前を指定します。 この構成はののFTP構成オプションを使用して、作成および保守することができます。
このパラメータを指定しない場合、またはこれが見つからない場合は、アクティビティがエラーを返し、処理が破棄されます。
REMOTEDIRECTORY： 任意
ブランク以外の値を指定した場合、ファイル・リストを取得するリモート・ホスト上のディレクトリとして使用されます。 このパラメータを指定しない場合は、FTP構成のリモート・ホストのディレクトリが使用されます。 構成で[コマンド・リスト]が利用されている場合は、このパラメータは必須です。
GETLIKE： 任意
ブランクでない場合、リストするファイルを識別する時に使うパターンとして使用されます。 指定されると、指定のパターンに一致するファイルだけがリストされることに注意してください。 ブランクの場合は、FTP構成の値が使用されます。
OUTPUTパラメータ：
FILELIST:
リモート・ホストからのファイル・リストを含む変数リストの名前を指定します。
このリストにはファイル名だけが含まれます。
例えば、order5.csvなどです。
FILEPATH:
リモート・ホストからのファイル・リストを含む変数リストの名前を指定します。
このリストにはフル・パスとファイル名が含まれます。
例えば、/inftp/order5.csvです。
このリストをFILELISTの代わりに使用することができます。
処理
このアクティビティは、（FTP構成の選択により）LANSA IntegratorのFTPService またはSFTPServiceを利用します。
FTP構成の接続情報を使用して、リモート・ホストに接続します。
リモート・ホスト上のディレクトリからINPUTパラメータまたはFTP構成で指定されたディレクトリに変更されます。 このディレクトリのファイルがリスト表示されます。 GETLIKEパラメータが指定されている、またはFTP構成がインバウンドで[取得対象の指定方法]が含まれている場合は、そのパターンに一致するファイルのみがリストされます。 必要に応じて、FTPモードがバイナリーに変更されます。
出力リストにはディレクトリのそれぞれのファイルが含まれます。
実行中に問題が発生すると、FTPDIRLISTFAILという電子メール通知イベントが呼び出されます。 このイベントがアクティブな場合は、指定の電子メール・アドレスにエラーを通知する電子メールが送信されます。