LAST_SPLF
このアクティビティは現在のジョブで作成された最新のスプール・ファイルのIDを取得します。このアクティビティはIBM i サーバーでのみサポートされます。
このアクティビティは、現ジョブのスプール・ファイルを作成する別のアクティビティの実行後などに使用できます。例えば、(SYSTEM_COMMANDアクティビティを使った)特定のシステムコマンドの実行、カスタム・アクティビティ、もしくはスプール・ファイルを作成する可能性のあるプログラムやLANSAファンクションなどです。
このアクティビティは、LAST_SPLFアクティビティを実行するジョブと同じジョブで作成されたスプール・ファイルのIDだけを取り出す点に注意してください。つまり、このアクティビティが目的の情報を取得できない状況があるというということです。例えば次のような場合です。
- LANSA Integratorサービス・コマンドの実行により生成されたスプール・ファイルの場合
- LANSA Composerリクエスト・サーバーを通じて要求が満たされ、LANSAファンクションが呼び出される場合
(SPLF_LISTアクティビティを使って、別のジョブや別のユーザーによって作成されたスプール・ファイルをリストすることもできます)
更に処理を進める前に、スプール・ファイルが目的に合ったものかどうか確認してください。例えば、少なくともSPLFNAMEの値が、希望のスプール・ファイル名であるかを確認してください。
状況によっては(特に現在のジョブのユーザー名が現在のユーザー・プロファイルと異なる場合など)、スプール・ファイルのジョブ詳細はジョブ名、ユーザー名、現ジョブのジョブ名と一致しません。例えば、QPRTJOBという名のジョブがスプールファイルを所有しているかもしれません。スプール・ファイル上で更に処理を行いたい時は、このアクティビティまたはSPLF_LISTアクティビティによって提供された詳細を使用してください。
最後のスプール・ファイル情報が存在しない場合は、このパラメータは空です。この場合、アクティビティは(エラーなしに)正常に終了します。
INPUTパラメータ:
INPUTパラメータはありません。
OUTPUTパラメータ:
JOBNAME:
成功すると、このパラメータにはスプール・ファイルを所有するジョブの名前が格納されます。
JOBUSER:
成功すると、このパラメータにはスプール・ファイルを所有するユーザー・プロファイル名が格納されます。
JOBNUMBER:
成功すると、このパラメータにはスプール・ファイルを所有するジョブの番号が格納されます。
SPLFNAME:
成功すると、このパラメータにはスプール・ファイル名が格納されます。
SPLFNUMBER:
成功すると、このパラメータにはスプール・ファイル番号が格納されます。