インスタンス・リストのカラム
このグリッドで、標準の組み込みインスタンス・リストが使用するカラムの詳細を指定できます。
独自のスナップイン・インスタンス・リストを作成した場合(Windowsアプリケーション用オプション)は、このグリッドで指定した詳細は適用されません。
以下の値で、インスタンス・リストの値の表示方法を制御します。
- 列順序:ここを0にすると、このカラムは非表示になります。その他の値は、他の表示されているカラムとの関係で左から右へこのカラムが表示される位置を決定します
- 列のタイプ: フレームワークがインスタンス・リストから情報を抽出するとき、値を入力するカラムを決定する識別子になります。追加カラムは同じ型が隣接していなければなりません(つまり、プログラムで英数字型のカラムを1カラム、4カラム、および5カラムには追加できません。1カラムと3カラムだけを選択して表示する場合でも、1カラム、2カラム、3カラムを使用する必要があります)。
- 列キャプション: インスタンス・リストのカラムの一番上に表示される見出しです。
- 列の幅: インスタンス・リストに表示されるときのカラムの幅をパーセンテージで表します。値がゼロの場合は、インスタンス・リストの残り全部を使用することを意味します。カラムを表示させない場合、列順序をゼロにします。
- 小数点桁数: 数値型の追加カラムで、表示する小数点以下の桁数です。
- 編集コード: 編集コードは追加の数値カラムに適用可能です。数値に編集コードを設定するには、インスタンス・リストの定義グリッドのドロップダウンから編集コードを選択します。 編集コード識別子が最初に表示され、続いてその結果の表示フォーマット例が表示されます。 使用可能な編集コードは標準のLANSAコード(1,2,3,4,A,B,C,D,J,K,L,M,N,O,P,Q,Y およびZ)です。省略値では編集コードは適用されません。以下の点に注意してください:
- 正と負の数値間での完全なもしくは暗黙の小数点位置揃えができない場合があります。使用されるフォントにより見た目が良くなることもありますが、更に悪くなる場合もあります。
- MS-Excelに送られた値は数値と判断されない場合があります。これはMS-Excelでは末尾のCR、"-"や分割の穴埋め文字のスペース(X0A)が数値ではないと自動的に判断されてしまうことがあるからです。
- 出力日時フォーマット: 追加カラムの日時の出力フォーマットを選択できます。形式としては日付(Date)と日時(DATETIME)の両方の値が利用でき、組み込みファンクションAsDisplayStringのRDMLX日付およびDateTimeフィールドで利用できる全ての形式に対応しています。 省略値は8文字のシステム形式 SYSFMT8 です。このプロパティは追加のカラムの日時にのみ適用できます。
- UTC変換: インスタンス・リストに表示するDATETIMEの値を協定世界時(UTC)に変換する必要がある場合にこのプロパティを変更します。省略時の[Local -> Local]はこの変換を行いません。[Local -> UTC]の値は、インスタンス・リストに追加された値はローカル・タイム(現地時間)との想定で、この値からUTCとの時差を取り除き、変換されたDATETIME値 (つまりUTC時間)をインタンス・リストに表示します。同様に[UTC -> Local]はインスタンス・リストに追加された値はUTC時間と想定し、これをローカル・タイムに変換します。このプロパティは追加のカラムの日時のDATETIME値にのみ適用可能です。
例えば、ビジネス・オブジェクトEmployeesのVisual ID1が従業員名で、Visual ID 2が従業員コード/IDで、英数字型の追加カラムと数値型の追加カラムを定義する場合、グリッドに以下のように詳細を入力します。
組み込みインスタンス・リストは、以下のようなインスタンス・リストを(WebまたはWindowsで)表示します。
ただし実行時には、Windowsアプリケーションの場合だけ、エンド・ユーザーはカラムをサイズ調整、またはカラムの順番を(ドラッグ・アンド・ドロップで)変更することができ、フレームワークはこれらの変更を保存します。Windowsフレームワークでは、これらの設定は開始ポイントに過ぎません。
Windowsアプリケーションには、組み込みインスタンス・リストの代わりにスナップイン・インスタンス・リストを使用するオプションもあります。表示するインスタンス・リストにさらに機能を追加するには、使用しているスナップイン・インスタンス・リストを調べてください。詳細は、「インスタンス・リストを任意に作成」を参照してください。