ステップ1. 実際のBy Nameフィルターを作成する
このステップでは、社員の姓でPSLMSTファイルを検索する実際のフィルターを作成します。また、コード ウィザードの使用方法も学習します。
1. [By Name]フィルターで[コード ウィザード] ボタンをクリックします。
[コード ウィザード]ウィンドウが表示されます。このウィンドウを使用すると、フィルター、インスタンス・リストおよびコマンド・ハンドラーにプラグインできる各種コンポーネントを作成できます。フレームワークを初めて使用する際には、コード ウィザードを使用することを強くお勧めします。
初めは、実行可能なコンポーネントを生成するフィルター(例：CRUDフィルター(Create/Read/Update/Delete)、ファイルやビューを検索するフィルター)を使用します。使い慣れてくるに従って、スケルトン・フィルターを使用したり、作成するものに似たフィルターをコピーするだけになります。
2. 英語以外のシステムを使用している場合は、左上のツリー・ビューで[フレームワーク] -> [フレームワーク]をクリックします。下側にコード生成オプションの設定 オプションが現れるので、このオプションを選択して設定します。
3. 左上のリストで、[iii HR] アプリケーションを選択し、次に[By Name] フィルターを選択します。
4. その下で、[Windows]をプラットフォームとして選択します。
5. 生成するコードのタイプとして、[ファイルもしくはビューを使用した検索を行うフィルター]を選択します。
6. [次へ]ボタンをクリックします。
7. 次のページで、PSLMSTを[このビジネスオブジェクトに一番近い物理ファイル]として指定します。
コード ウィザードが、必要なビジュアル識別子とプログラム的識別子を検出します。
· ビジュアル識別子は、ユーザーがビジネス・オブジェクトの一意のインスタンスの識別に使用するフィールドです。
· プログラム的識別子は、プログラムがビジネス・オブジェクトの一意のインスタンスの識別に使用するフィールドです。通常、これらは、インスタンス・リストのデータを構成するファイルのプライマリ・キーです。
· 追加列は、プロトタイプ作成フェーズ中に追加したインスタンス・リストの追加列を表します。
8. [次へ]ボタンをクリックします。
9. 次のページで、PSLMST2を[フィルタリングと検索に使用するビュー]として指定します。これは、SURNAMEおよびGIVENAMEフィールドによるキーが付けられたPSLMSTファイルの論理ビューです。
作成するフィルターごとに適切な論理ファイルが必要なことに注意してください。すべてのフィルターを実装する前に、データ・モデルを見直して、すべての論理ファイルが存在することを確認します。これにより、プロトタイプの実装プロセスを迅速化することができます。
10. SURNAMEフィールドを検索実行に使用するビューのキーとして選択します。
11. [次へ]ボタンをクリックします。このページのオプションは無視してください。
12. [次へ]ボタンをクリックします。
13. 次のページで、[コード生成]ボタンをクリックします。
次のページの[生成されたソースコード]に、フィルターのソース・コードが表示されます。このコードを含むコンポーネントを作成する必要があります。
14. 実際のフィルター名としてiiiCOM01を、説明にはBy Nameフィルターを指定します(iiiはイニシャルです。Visual LANSAの非ライセンス版または試行版を使っている場合は、iiiの部分をDEMとする必要があります)。
15. [作成]ボタンをクリックしてコンポーネントを作成します。
少し遅れて、フィルター・コンポーネントがVisual LANSAエディターに表示されます。
16. コンポーネントをコンパイルしてください。