ステップ1. いつでも元の状態を復元できる、安定した環境で作業する
パフォーマンスの評価や比較には、次の事項が重要です。
· 同じ環境で比較、評価する:具体的には例えば以下の項目:
· PC
· Webサーバー
· アプリケーション・サーバー
· 通信チャネル、通信手段
· 毎回のテスト手順をまったく同じにする
· エンド・ユーザーと同様の環境でテストを実施し、改善の度合いを適切に評価する
· 「平均的な」エンド・ユーザーのPCと同じように設定したPCを使う
Webサーバー、アプリケーション、サーバー、通信チャネルに加わる負荷も常に一定にしてテストできれば理想的ですが、現実的には難しいので、何らかの補正が必要でしょう。例えば、誰も出社していない午前6時にテストした結果を、全員が揃って作業している午前10時半にテストした場合と比較しても意味がありません。
PCに同じ負荷をかけた状態でテストしなければなりません。テスト中に大容量の電子メールが届いたりすれば、評価結果は無意味なものになってしまいます。
PC、Webサーバー、アプリケーション・サーバーの構成を詳しく記録し、いつでも参照できるようにしてください。