ビジュアル識別子
フィルターを作成する場合、ビジュアル識別子を一組決定する必要があります。これらの識別子によりユーザーは各ビジネス・オブジェクト・インスタンスを識別し、フィルタリングすることができます。
インスタンス・リストをリスト・マネージャーで管理する場合、ビジネス・オブジェクト・インスタンスに割り当てたビジュアル識別子をVisualID1とVisualID2というパラメータで指定し(または受け取り)ます。
どちらのパラメータとも英数字で、それぞれ最長32文字まで、および50文字までです。もちろんこのビジュアル識別子には、数値や連結情報を含め何でも任意で入力することができます。「フレームワーク・マネージャー」はavMakeAlphaValueという、数値識別子(製品や顧客数など)を英数字へ変換する標準メソッドを備えています。
以下にビジュアル識別子のサンプルを示します。
ビジネス・オブジェクト | 選択したVisualID1 | 選択したVisualID2 |
---|---|---|
Product | 製品数 | 製品記述 |
Customer | 顧客ID | 顧客名 |
Employee | 従業員数 | 従業員名(部署−社内電話番号) |
Account | 会社ID:口座番号 | 口座名義 |
Department | 部署名 | 不要 |
Section | 部署コード - セクション・コード | セクション名 |
ただし、ビジュアル識別子はプログラムがどう物事を識別するかにまったく関係なく、物事を識別できる人だけが使用できます。ビジュアル識別子はオブジェクト・インスタンスごとに動的に変化することもあります(例えば、すべての上得意客にはVisualID2の名前の前に*を付けるなど)。