フレームワーク・ウィンドウの管理
プログラム制御により、あるいはエンド・ユーザーの操作によって、複数のフレームワーク・ウィンドウを開き、制御できるようになりました。
新しいフレームワーク・ウィンドウには、フレームワーク自身の別のインスタンスや、フレームワークに属するオブジェクトを表示することができます。
例えば次のような内容です。
· フレームワーク全体の別のインスタンス
· 特定のアプリケーション(デモ・アプリケーションなど)
· アプリケーションの特定のビュー
· 特定のビジネス・オブジェクト(Organizations、Resourcesなど)
フレームワーク・アプリケーションの設計にもよりますが、ウィンドウメニューの新しいウィンドウで開く...以下のコマンドで、エンド・ユーザーが新しいウィンドウを開けるようになっています。
右クリックすると表示されるポップアップ・メニューにも、同様のコマンドがあります。
ウィンドウメニューの表示の有無はフレームワークで'ウィンドウ'メニューを表示オプションで切り替え可能です。
ウィンドウを複数開くと、フレームワーク・ウィンドウのツール・バーの下に、次のようなウィンドウ制御バーが現れます。
設計者は、同時に開けるウィンドウの個数を、同時に開けるウィンドウの数オプションで設定できます。また、フレームワーク全体、個々のアプリケーション、アプリケーション・ビュー、ビジネス・オブジェクトを、独立したウィンドウに開けるかどうか、各オブジェクトの新しいウィンドウでビジネスオブジェクトを開くことを許可プロパティで設定できます。
デスクトップの構成や各ウィンドウの扱いをエンド・ユーザーが制御できるようにすれば、アプリケーションの使い方にも自由度が高まります。逆に各ウィンドウの機能をプログラムで無理に制約しようとしても、面倒なだけで実りのない作業になってしまうかも知れません。
注:
· フレームワーク・ウィンドウは、フレームワーク・ウィンドウ・アプリケーションでしか使えません。そのため、Windows環境でもウェブ環境でも同じように操作できるようにしようとすると、設計が制約される場合があります。しかしウェブ環境では、ブラウザーを複数起動する、あるいはIE7のタブ機能を使うことにより、Windows環境と同等の操作性を実現できます。
· フレームワーク・ウィンドウの機能と、コマンドの表示タブのオブジェクトコマンド表示オプションを混同しないでください。後者は、コマンド・ハンドラーを独立したウィンドウとして表示するかどうか、を指定するものです。