フレームワーク・バージョンの配布
開発/テストが終わり、実行バージョンを配布する際には、フレームワーク定義は1つになっているはずです。
最終的なフレームワーク定義XMLファイルの名前が「Ship.xml」であるとします。エンド・ユーザーはこのフレームワークしか実行しません。
エンド・ユーザーは複数のフレームワークの選択肢を持つべきではないので、開発者は使用可能なエントリー・ポイント・フォームの独自のバージョンを作成する必要があります。ただし、フレームワークの開発やデザイン用のエントリー・ポイントは作成しないようにしてください。標準のものだけを使用し、異なるフレームワークを作成する際は[名前を付けて保存]オプションを利用します。そして、製品ユーザーに必要な管理者とユーザーのエントリー・ポイントだけを作ります。それを特定のXMLファイルにロックし、エンド・ユーザーにフレームワークのXMLファイルの選択ができないようにします。
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フレームワークに、必要な独自エントリー・ポイント・フォームを生成し、それぞれに、例えば SHIPADMやSHIPUSRなどの名前を付けます。 |
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それぞれのフォームのuInitializeFrameworkルーチンで、SaveAs機能を無効にするため、 Set Com(#Com_Owner) Usystemxmlfile('vf_sy001_system.xml') Usystemxmlchoice('vf_sy001_system_choice') Usystemxmlsaveas(TRUE) という行を次のように編集します。 Set Com(#Com_Owner) Usystemxmlfile('ship.xml') Usystemxmlsaveas(FALSE) |
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SHIPADM、SHIPUSRをそれぞれコンパイルしてください。 |
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これで完全に独立したフレームワーク(SHIP)ができあがりました。これはフォームUF_DESGNを実行し、SHIPADMを実行して管理し、SHIPUSRを通してアプリケーションを実行する設計になっています。 |
複数のフレームワークを管理するため、スペースのネーミングについて考慮すべき事項
アプリケーションの配布方法について詳しくは、『Visual LANSAフレームワーク 配布チェックリスト』を参照してください。