フレームワーク・バージョンの配布

Visual LANSA

フレームワーク・バージョンの配布


開発/テストが終わり、実行バージョンを配布する際には、フレームワーク定義は1つになっているはずです。

最終的なフレームワーク定義XMLファイルの名前が「Ship.xml」であるとします。エンド・ユーザーはこのフレームワークしか実行しません。

エンド・ユーザーは複数のフレームワークの選択肢を持つべきではないので、開発者は使用可能なエントリー・ポイント・フォームの独自のバージョンを作成する必要があります。ただし、フレームワークの開発やデザイン用のエントリー・ポイントは作成しないようにしてください。標準のものだけを使用し、異なるフレームワークを作成する際は[名前を付けて保存]オプションを利用します。そして、製品ユーザーに必要な管理者とユーザーのエントリー・ポイントだけを作ります。それを特定のXMLファイルにロックし、エンド・ユーザーにフレームワークのXMLファイルの選択ができないようにします。

1.

フレームワークに、必要な独自エントリー・ポイント・フォームを生成し、それぞれに、例えば SHIPADMやSHIPUSRなどの名前を付けます。

2.

それぞれのフォームのuInitializeFrameworkルーチンで、SaveAs機能を無効にするため、

Set Com(#Com_Owner) Usystemxmlfile('vf_sy001_system.xml') Usystemxmlchoice('vf_sy001_system_choice') Usystemxmlsaveas(TRUE)

という行を次のように編集します。

Set Com(#Com_Owner) Usystemxmlfile('ship.xml') Usystemxmlsaveas(FALSE)

3.

SHIPADM、SHIPUSRをそれぞれコンパイルしてください。

4.

これで完全に独立したフレームワーク(SHIP)ができあがりました。これはフォームUF_DESGNを実行し、SHIPADMを実行して管理し、SHIPUSRを通してアプリケーションを実行する設計になっています。

複数のフレームワークを管理するため、スペースのネーミングについて考慮すべき事項

アプリケーションの配布方法について詳しくは、『Visual LANSAフレームワーク 配布チェックリスト』を参照してください。