GZIPファイル圧縮の使用

Visual LANSA

GZIPファイル圧縮の使用


GZIPファイル圧縮は、ほとんどのHTTPサーバーとWebブラウザーがサポートする標準です。これを使用すると、VLF WebブラウザーやRAMPアプリケーションの一部として作成されたHTMファイルやJSファイルのサイズを大幅に減少することができます。生成されるHTMLファイルやJSファイルは比較的静的であるため、フレームワーク・アプリケーションはGZIP圧縮に適しています。

GZIP圧縮の使用を開始するには、フレームワーク->[プロパティ]メニュー・オプションを使用して、[Web/RAMP詳細]タブに切り替えます。

HTMLファイルのためのGZIP圧縮を可能

 

このオプションにチェックを入れると、新しく生成されるすべてのHTMLファイルとJSファイルは、通常の非圧縮形式およびGZIP圧縮形式の両方で作成できます(圧縮ファイルの名前は非圧縮ファイルの名前と同じで、末尾に".gz"が付加されます)。

フレームワークをWebアプリケーション・ダイアログとして使用する場合、アプリケーションを通常の非圧縮バージョンまたは圧縮バージョンのいずれかで実行するよう選択できます。

 

通常は、圧縮ファイルバージョンと非圧縮ファイルバージョンの両方を配布します。

GZIP圧縮ファイルの使用については、次の重要な事項を理解する必要があります。

·         GZIP圧縮ファイルは、Windows IIS サーバーでは使用できない。この場合は、単純に非圧縮ファイルを配布して実行します。GZIP圧縮はIISに固有です。IISは、HTMLファイルやJSファイルに対して動的または準動的な「オンザフライ」圧縮をサポートします。したがって、方法は異なっても同じ圧縮のメリットを得ることができます。この圧縮の設定方法については、IISのドキュメントを参照してください。

·         GZIP圧縮ファイルは、System i Apache Webサーバーで使用できる。Apache Webサーバーが圧縮されたGZIPファイルをWebブラウザーに戻すときに、ファイルは圧縮された形式で配布されることをブラウザーに正しく通知するよう、Apache Webサーバーを構成する必要があります。

技術ノート1:事前圧縮された.GZファイルをIISで使用できない理由は、末尾が.GZのファイルのHTTPヘッダーにはcontent-encoding=x-gzipを追加して返す必要があることを定義する機能が、単にIISにないためです。このような機能があれば、事前に.GZ圧縮されたファイルを使用できます。

これを行うには、Apache管理者を開始し、コンテンツ設定オプションを呼び出して、MIMEタブに切り替えます。

ファイル拡張子.gz(GZIPファイル)を追加し、そのコンテンツ-エンコードがWebブラウザーにx-gzipとして返されるようにします。このオプションをMIMEテーブルに追加した後で、HTTPサーバー・インスタンスをシャットダウンして再起動し、変更を有効にすることが必要になる場合があります。