一時ディレクトリとは何か、また何に利用されるか
管理者用コンソールで定義された一時ディレクトリは、アクティブなWebブラウザーVisual LANSAフレームワーク・アプリケーションの一時的な状態情報を保存するためのものです。
また、クライアント・ブラウザー・アプリケーションに送り戻されるWebページに挿入されるXMLデータ・アイランドを動的に作成するためにも使用されます。
一時ディレクトリの位置については、以下のとおりです。
使用する一時ディレクトリはネットワーク上のどこにあってもよいのですが、パフォーマンスの面から物理的にはLANSAアプリケーション・サーバーにあるのが理想的です。
状態管理ファイルおよびXMLデータ・アイランド・ファイルを作成するとき、LANSAアプリケーション・サーバーは実際の一時ディレクトリ名を使用します。そのためには、サーバーがこのディレクトリのファイルに書き込めるよう、このディレクトリの名前を(アプリケーション・サーバーの視点から)正しく指定する必要があります。
LANSAアプリケーション・サーバーが直接仮想一時ディレクトリ名を使用することはありません。しかし、HTTPサーバーに対する!--#include virtual="xxxxxxxxxxxxxx" --の指示が、正しいフォーマットで含まれているHTMLページを生成できるように、サーバーは(HTTPサーバーの視点から)そのディレクトリの名前を知る必要があります。これらは、クライアント・ブラウザーに送り戻されるWebページにXMLデータ・アイランドを動的に挿入するために使用されます。
HTTPサーバーは<!--#include virtual="xxxxxxxxxxx" -->の指示で指定された仮想ディレクトリ名を使用して一時ディレクトリを位置指定できなくてはなりません。これによりHTTPサーバーは指定されたファイルが読め、クライアント・ブラウザーに送るHTMLページにインクルードできます。このため、HTTPサーバーでSSI(Server Side Include:サーバー側インクルード)を有効にしなければなりません。