ステップ3. 評価スクリプトを随時実行することにより、現状を正しく把握し、また、修正した結果を評価する
· PCブラウザー上でVLFアプリケーションを起動し、あちこちの画面に切り替えてみてください。このとき、「STATS=Y」オプションを指定します。「developer=Y」は指定しないでください。長時間使うアプリケーションの場合、テストに着手する前に、システムの「準備運動」をする必要があります。リソース割り当てなどのため、初回のみ多少時間がかかる場合がありますが、エンド・ユーザーにとってはこれは例外的な現象なので、惑わされないようにしてください。どの修正項目がパフォーマンス改善に最も効果的だったか、の判断を誤らないよう注意が必要です。
· ブラウザーに対してサービスを提供する、サーバー上のL4Web(LANSA for the Web)ジョブはどれかを調べておいてください。
· 評価スクリプトのステップ1から始めます。
· サーバー上で動作しているL4Webジョブの、現在のCPU時間を記録してください。
· 評価スクリプトを、所定の手順に従って忠実に実行します。
· ステップごとに、体感応答時間(PERT)を計り、記録してください。
· 「STATS=Y」オプションを指定したので、VLFウィンドウに統計情報が表示されます。これを保存してください。
· サーバー上のL4WebジョブのCPU時間を調べ、前回との差(評価スクリプトの開始から終了までのCPU時間)を求めます。
· CPU時間をサーバーとのやり取りの回数で割って、平均CPU時間を求めてください(このため、スクリプトの実行手順が完全に同じでないと、結果の信頼性が損なわれてしまいます)。