フレームワークイメージのプリロードオプションが削除された
フレームワークWebアプリケーション・オプションのフレームワークイメージのプリロードは削除されました。このオプションを使用すると、1回目のフレームワーク・ユーザーの画面表示が向上していましたが、このオプションを使用するとその後のフレームワークの使用で処理速度が実際に遅くなる場合があることが判明しました。これは、Internet Explorerの画像キャッシュの管理方法が原因です。
現在、1回目のユーザー(IEファイル・キャッシュがクリアされた後にフレームワークを使用するユーザー)の場合、画像がサーバーから(再)ロードされている間、処理速度が少し遅くなったり、表示が混乱する場合があります。ただし、画像がIEファイル・キャッシュ内にあれば、その後の使用にメリットがあります。この状況は、画像がブラウザー・キャッシュにすでに存在する場合はブラウザーが更新された画像の確認を実行しないよう、HTTPサーバーを構成設定することでさらに改善できます。
System i Apache Webサーバー構成では、HTTP応答 セクションの満了ヘッダー でこの設定を行います。次の図を参照してください。この例では、アクセスされたファイルの.gifファイルは、6ヶ月おきにバージョンが確認されます。
画像のキャッシュとバージョンの確認には違いがあります。ブラウザーは常にキャッシュされた画像を再利用します。ただし、ブラウザーは、キャッシュされた画像の日付タイム・スタンプとサーバーの画像の日付タイム・スタンプとの比較も行っています。この設定に従って指定された期間抑制される操作が、この操作です。