フレームワークのEPC 826バージョンに追加された新機能

Visual LANSA

フレームワークのEPC 826バージョンに追加された新機能


このセクションでは、フレームワークのEPC 826バージョンの新機能の概要を説明します。

Web

フレームワークWebアプリケーションを実行して.HTMファイルと.JSファイルを作成する前に、フレームワークWebアプリケーションを開いて保存してください。

これで、フレームワークAJAXアプリケーションを作成して、Windowsリッチクライアントアプリケーションと同様の機能により最適なWebパフォーマンスを実現することができます。

「AJAX型アプリケーションのフレームワークの有効化」も参照してください。

使いやすさ

Windowsアプリケーションでは、メイン・フレームワーク・ペインの縮小や拡大により、画面を効率的に使用できます。この機能を使用するには、ペインの拡大/縮小を許可オプションを有効にします。

新しいフォーカス入力フィールドスタイルプロパティを使用すると、フレームワークWebアプリケーションでフォーカスがある入力フィールドを異なるスタイルで強調表示できます。

デモンストレーション・アプリケーション

デモンストレーション・アプリケーションの大幅な見直しと更新が実施されました。

この機能を使用するには、組み込みフレームワーク定義の新しいバージョンVF_Sy001_System_LastShipped.XMLを開く必要があります。

従来のデモンストレーション・アプリケーションは正常に機能しない場合があるため、既存のすべてのフレームワークのバージョンから削除する必要があります。

セキュリティ

Webアプリケーションでは、avCheckAuthメソッド(Windowsアプリケーションでは以前から標準オプション)を指定することにより、フレームワークのセキュリティ・モデルを置き換えることができるようになりました。

この操作を行うには、LANSAファンクションを指定して、フレームワークに登録する必要があります。詳しくは、プロセスUF_SYSBRの組み込みサンプル・ファンクションUFU0016を参照してください。「Webユーザーの詳細を返すIIPファンクション」も参照してください。

ミニ・フィルター

ミニ・フィルターを、すべての表示属性を制御するためのパネルとして使用できるようになりました。「AvMiniFilterPanel」を参照してください。

例えば、コンボ・ボックス、ドロップ・ダウン、チェック・ボックスを追加して、パネル上で簡単な編集を行うことができます。

Web配布

配布されたフレームワークWebアプリケーションの管理者インターフェースを使用して、ユーザーやグループの作成、権限やカスタム・プロパティの値の設定ができるようになりました。

これにより、従来はWeb配布パッケージで必要だったWindows管理者コンポーネントを省略できるようになりました。「ユーザーと権限を管理するためのWebインターフェースの作成」を参照してください。

コマンド

ビジネス・オブジェクトのサブタイプによって、コマンド(およびコマンド・タブ)を条件付きで無効または非表示にすることができるようになりました。

また、Parent選択時Childを使用可能プロパティとChild選択時Parentを使用可能プロパティを使用してコマンドの使用可否を指定することもできます。

インスタンス・コマンドのオプションが追加され、ユーザーがコマンドを前のインスタンスで使用した場合でもコマンドがデフォルトにならないようにすることができます(「省略値のコマンド」を参照)。

コマンドはユーザー・インターフェースを使用せずに(ユーザーから見えない状態で)実行できるようになりました。「非表示コマンドの実行」および「非表示コマンド・ハンドラー構造」を参照してください。

 

インスタンス・リスト

フレームワークWebアプリケーションで複数の種類のオブジェクトがあるインスタンス・リストも使用できるようになりました。

ピア・ビジネス・オブジェクトが専用のアイコンで表示されるようになり、異なる種類のオブジェクトを簡単に識別できるようになりました。

インスタンス・リストのエントリーをダブルクリックして、非表示の子オブジェクトの作業ができるようになりました。

インスタンス・リストのツールバーを導入しました。ビジネス・オブジェクトのインスタンスリストの設定 タブで、インスタンス・リスト・ツールバーの位置インスタンス・リスト・ツールバーの高さと幅を設定できます。

ActiveXインスタンス・リストが使用できなくなりました。

Windowsアプリケーションの場合、VLFセッション間で保存および復元されたインスタンス・リストでは、現在実行されているすべてのスーパー・サーバーの接続のユーザー・オブジェクトの名前およびタイプが、保存されたファイルの名前に含まれます。このため、保存されたインスタンス・リストの異なるバージョンが並存する場合があります(Server1、Server2、Local DBMSなど)。 

コマンド使用方法 タブ

コマンド定義の使用に関する詳細を、コマンド使用方法 タブで確認することができます。

·         省略値のコマンド

·         非表示

·         RAMPの宛先

問題分析能力の向上

フレームワークWebアプリケーションのトレース機能(URLに+Trace=Yを追加する)を使用すると、ブラウザーが受信するHTMLページの詳細が表示されます。

Webサーバーからの応答がエラーであることをアプリケーションが検出した場合、ユーザーは問題の内容を分析して、問題があるHTMLページを表示することができます。すべての詳細は印刷またはクリップボードにコピーでき、エンド・ユーザーは問題に関する有益な情報を得ることができるようになります。

パフォーマンス

このガイドのバージョンには、フレームワークWebアプリケーションのパフォーマンスの評価に関する詳細情報があります。

位置メニューオプションの無効化が可能

設計者は位置メニューオプションを無効にして、ユーザーがフレームワーク表示ペインの相対位置を変更できないようにすることができます。

 

HTML開始ページ

フレームワークまたは各アプリケーションの開始ページとなるHTMLページを指定できます。このページから他のリソースへのリンクを設定することができます。「デモンストレーション・アプリケーション」に例が紹介されています。