コマンドとそのハンドラーのプロトタイプ作成
チュートリアル「VLF004 - コマンドのプロトタイプ作成」 |
アプリケーションとビジネス・オブジェクトのコマンド・ハンドラーを作成します。プロトタイプのコマンド・ハンドラーを使うか、または独自のモックアップ・コマンド・ハンドラーを作成します。コードを書く必要は一切ありません。
コマンドの定義に関するガイドライン
· 多くのコマンドが動詞ですが、名詞のものもあります。ほとんどの名詞型のコマンドは実際は暗黙に内包された動詞を含んでいます(例:コマンド"Picture"は実際には"Show me a Picture"です)。
· コマンドが実際は動詞(暗黙のもの含め)であるので、コマンドを定義するときは常にオブジェクト->アクションのコンテキストを意識します。ユーザーはまずオブジェクト(つまり、フレームワーク、アプリケーションまたはビジネス・オブジェクト)を選択し、それからコマンドを選択することで、そのオブジェクトに対して実行したいアクションを指定します。
· これはシステムの動きをベースにした多くの手続き型メニューの手法とは異なっています。これらは古典的なアクション->オブジェクト指向です。
· できるだけシンプルで、再利用可能な汎用名詞/動詞型のコマンドを使用すべきです。
· 例えば、顧客の明細より詳細を使うべきです。そうすることで詳細コマンドがEmployees、Products、Ordersなどの他の色々なオブジェクトに再利用でき、フレームワークが社員の詳細、製品の明細、オーダーの明細などで溢れてしまうことはありません。
· ユーザーには詳細コマンドが現在選択しているオブジェクトに適用されることがわかります(例:Customer、Order、Employee、Product)。同じ理由でMS-PowerPointのコピーが現在選択しているオブジェクトをコピーすることであることがわかります。MS-PowerPointにテキストのコピー・テキスト、コピー・ピクチャー、コピー・クリップアートなどがなく、再利用可能なコマンドのコピーだけがあるのはこのためです。