カスタム・プロパティ・アクセス・サービス

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カスタム・プロパティ・アクセス・サービス


フレームワーク・サービス・マネージャーは「カスタム・プロパティ」にアクセスする機能を提供します。

Windonwsアプリケーションでは、カスタム・プロパティの値はavGetUserPropertyメソッドで呼び出します。

メソッドavGetUserPropertyのパラメータ

名前

使用方法

AtLevel

このパラメータでカスタム・プロパティを定義するレベルを指定します。使用できる値はF(フレームワーク)、A(アプリケーション)またはB(ビジネス・オブジェクト)です。デフォルト値はF(フレームワーク)レベルです。

WithName

このパラメータでカスタム・プロパティの名前を指定します。特殊プロパティの値<name>.Countでのインスタンスの数を取得することができます。

Instance

プロパティが複数の値を持つ場合(例、インスタンス)にどのインスタンスを返すかを指定するには、このパラメータを使用します。デフォルト値は1です。

AlphaValue

このパラメータでプロパティが返すべき英数字の値を入力するフィールドまたはコンポーネントを指定します。効率よく使用するために、このカスタム・プロパティは英数字型として定義する必要があります。

NumericValue

このパラメータでプロパティが返すべき数値を入力するフィールドまたはコンポーネントを指定します。効率よく使用するために、このカスタム・プロパティは数値型として定義する必要があります。

BooleanValue

このパラメータでプロパティが返すべきブール値を入力するフィールドまたはコンポーネントを指定します。効率よく使用するために、このカスタム・プロパティはブール型として定義する必要があります。

     

カスタム・プロパティの値を呼び出す例

例1

フレームワーク・レベルのPRINTERという英数字プロパティの現在値呼び出し:

Windows

Invoke Method(#avFrameworkManager.avGetUserProperty) Withname(PRINTER)  AlphaValue(#C_Printer)

 

例2

アプリケーション・レベルのCOMPANYNUMBERという数値プロパティの3番目のインスタンスの呼び出し:

Windows

Invoke Method(#avFrameworkManager.avGetUserProperty) AtLevel(A) 

           Withname(COMPANYNUMBER)

           Instance(3)  NumericValue(#Company)

 

例3

ビジネス・オブジェクト・レベルのSTATEというインスタンスがいくつ存在するかの確認:

Windows

Invoke Method(#avFrameworkManager.avGetUserProperty) AtLevel(B) 

           Withname(STATE.COUNT) NumericValue(#State_Tot)