ステップ1. 実際のWAMコマンド・ハンドラーを作成する

Visual LANSA

ステップ1. 実際のWAMコマンド・ハンドラーを作成する


このステップでは詳細コマンド用の実際のコマンド ハンドラーを作成します。

1.    コード ウィザードを起動します。

2.    [iii HR]アプリケーションを選択し、次に[詳細]コマンド・ハンドラーを選択します。

3.    [Web (WAM コンポーネントの使用)]をプラットフォームとして選択します。

4.    作成するコードのタイプに[基本的なコマンドハンドラ]を選択します。

 

5.    [次へ]ボタンをクリックします。

6.    次のページで、PSLMSTを[このビジネスオブジェクトに一番近い物理ファイル]として指定します。


 

コード ウィザードにより、必要なビジュアル識別子とプログラム的識別子が検出されます。

 

7.    [次へ]ボタンをクリックします。

8.    次のページで、[コマンド・ハンドラーの上部に表示するフィールド]セクションの[この物理ファイルのフィールドを追加します]フィールドにPSLMSTと指定します。

9.    [全て追加]ボタンをクリックします。


 

10.    次のページで[標準の保存ボタンとロジックを含む]を選択し、[コード生成]ボタンをクリックします。

 

次のページの[生成されたソースコード]に、コマンド・ハンドラーのソース・コードが表示されます。ここでこのコードを含むコンポーネントを作成する必要があります。

11.    iiiCOM06と指定します(iiiは入力者のイニシャル)。コンポーネントの説明に詳細コマンド・ハンドラーと指定します。

12.‎    [作成]ボタンをクリックし、開発環境でコンポーネントが作成されたことを通知するメッセージが表示されるまで待ちます。


 

13.    Visual LANSAエディターに切り替えます。エディターにiiiCOM06 WAMが表示されます。

 

14.    言語がNATの区画を使用している場合は、#UB_SAVEフィールドのデフォルト値をSAVEに変更し、このWeb_Mapステートメントを次のように変更します。

Web_Map For(*both) Fields((#UB_SAVE *Desc) #EMPNO #SURNAME #GIVENAME #ADDRESS1 #ADDRESS2 #ADDRESS3 #POSTCODE #PHONEHME #PHONEBUS #STARTDTER #TERMDATER #DEPTMENT #SECTION #SALARY #STARTDTE #TERMDATE #MNTHSAL)

 

15.    #avFrameworkManager.uWAMEvent_1ハンドラーを探し、ステートメントを追加して社員の詳細に対して行った変更を保存します。例えば以下のようになります。

UPDATE FIELDS(#WAM_HEAD) IN_FILE(PSLMST) WITH_KEY(#EMPNO)

 

16.    uInitializeイベント・ルーチンを探します。このルーチンは、コマンド・ハンドラーが起動するたびに呼び出されます。このルーチンは、#avListManager.GetCurrentInstanceメソッドを使用して現在選択されている項目のキー値を取得します。

17.    uExecuteイベント・ルーチンは、WAMの実行時(つまり、フィルターが起動またはコマンド・ハンドラーが実行されるとき)にのみ実行されます。アクティブなWAMの内部でイベント(例えばボタン・クリック)が発生した場合は、uExecuteはシグナル通知されず、登録済みのuWAMEvent_N eventだけがシグナル通知されます。

18.    WAMを保存します。

19.   サーバーに対して変更をチェックインします。

       まず始めにWAMのレイアウト・ウェブレットをチェックインします。

a.   リポジトリのウェブレットの下にある自身のWAMのレイアウト・ウェブレットを探します。 iiiCOM04_layoutという名前です。(iii はイニシャルです。)

b.   このウェブレットで右クリックして関連するポップアップ・メニューを開き、[チェックイン]オプションを選択します。

c.   [OK]をクリックします。

       次に以下の作業を行います。

a.   WAMをローカルでコンパイルします。

b.   正常にコンパイルできたら、リポジトリタブでこれを選択します。

c.   WAMを右クリックすると表示されるポップアップ・メニューからチェックインオプションを選択します。

d.   チェックインオプションダイアログで、全てのWebroutineに対してXSLを生成するオプションを選択します。

e.   OKをクリックするとチェックインされます。

f.   コンパイルが終了するまで待ちます。