フレームワークのEPC 804バージョンに追加された新機能
このセクションでは、フレームワークのEPC 804バージョンの新機能の概要を説明します。
パフォーマンス 旧バージョンよりもパフォーマンスが向上しました。 これを実現するため、フレームワークの内部構成を大幅に変更しています。 フレームワーク内部にアクセスするVisual LANSAコードを(危険を覚悟の上で)使っている場合、正常に機能することはないので、修正、再コンパイルが必要です。 UF_EXEC、UF_ADMIN、UF_DESGNの各エントリー・ポイント(またはこれと同等のもの)に記述した非標準コード、非標準のユーザー定義コード・アシスタントなどがこれに当たります。 フレームワークXML定義ファイルを読み込むプロセスがある場合は、XML構成が変わっているので、修正が必要になるかも知れません。 注意:内部構成の変更により、旧バージョンとは違って、同じLANSAシステム内の別々のLANSA区画で、異なるバージョンのVLFを実行することはできなくなりました。 したがって、ある区画のフレームワークをEPC 804にアップグレードする場合、同じLANSAシステム内の他の区画についても、同じようにアップグレードする必要があります。 | 使いやすさ 同時に複数のフレームワーク・ウィンドウが開けるようにして使いやすさを改善しました。 アプリケーションのお気に入りに追加プロパティの指定により、お気に入りフォルダーを作れるようになります。 ナビゲーション・ペインのビュー・ボタンの変更により、クリック1回でビューを切り替えられるようにしました。 使用方法タブに、コマンドがどこで使われているか表示されるようにしました。 |
インスタンス・リスト リレーション・ハンドラーの改善されたアプリケーショントレース機能により、リレーション・ハンドラーに関係する問題の原因が突き止めやすくなりました。 | 配布 有効です。配布計画、構成要素のパッケージ化、パッケージのインストールを行うときに詳細なチェックリストでユーザーを支援します。 |
仮想クリップボード 仮想クリップボードの制御機能の追加により、クリップボードのデフォルト・コンテンツを設定したり、クリップボードをクリアできるようになりました。 | 組み込みインターフェース・ポイント UF_SYSTEMにIIP(Imbedded Interface Point:組み込みインターフェース・ポイント)メソッドを追加(オーバーライドして使用)しました。このメソッドはフレームワーク・ウィンドウを開く/閉じる際に呼び出されます。 |
カスタム・プロパティ 複数のフレームワークがユーザー設定を共有する場合であっても、ユーザーのカスタム・プロパティの値は共有しないようになりました。したがって、IDが異なるフレームワークが同じユーザー設定を共有する場合に、同じユーザーのカスタム・プロパティとして、異なる値を設定できます。 | 外観と操作性 |
英語以外のシステム フレームワーク・サーバー定義用のデフォルト変換テーブルの変更を行いました。RDMLX区画/接続を使うデフォルト変換テーブルが*JOB/*JOBに変わり、より適切な変換結果が得られるようになりました。 変換が必要な文字列が増えています。エンド・ユーザー向けに表示するテキストの変換にはファンクションUFU0003を使います。 |