コマンド

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コマンド


フレームワーク、アプリケーション、ビジネス・オブジェクトのコマンドを有効にしてから、コマンド・ハンドラーを割り当てることができます。コマンド・ハンドラーは実際の処理をアプリケーション内で実行します。

これまで、エンド・ユーザーが利用するビジネス・オブジェクトのインスタンス・リストをフィルターで作成するところを見てきました。

例えば、Employeeビジネス・オブジェクト・フィルターを使用して、昨年働き始めた従業員全員のリストを作成します。

ビジネス・オブジェクト・インスタンスを「操作」するには、エンド・ユーザーは通常コマンドを実行します。

例えば、昨年働き始めた従業員のリストを使用して、エンド・ユーザーは表示された従業員に対して、以下のコマンドのうち1つを選択し実行します。

·         印刷

·         電子メールの送信

·         履歴の表示

·         給与昇給の適用

アプリケーションの設計者はフレームワーク、アプリケーションまたはビジネス・オブジェクトに対するコマンドを実際に有効にしてから、コマンド・ハンドラーを割り当てます。

コマンド・ハンドラーは実際の処理をアプリケーション内で実行します(例えば、従業員の詳細を印刷する、電子メールを送信する、履歴を表示するなど)。

フレームワーク・コマンド

終了、バックアップヘルプといったグローバル・コマンドはいつでも、どこでも有効です。

アプリケーション・コマンド

アプリケーション・コマンドは特定のアプリケーション内で作業しているときに使用され、アプリケーション全体に適用されます。Human Resourcesアプリケーションで作業中はバックアップ復元レポートなどが有効なコマンドです。

ビジネス・オブジェクト・コマンド

ビジネス・オブジェクト(顧客、製品、発注)コマンドはビジネス・オブジェクトで作業中に使用され、通常は完全なグループかコレクションとしてビジネス・オブジェクトに適用されます。

Employeeという名のビジネス・オブジェクトで作業しているときは、例えば作成は有効なコマンドです。

ビジネス・オブジェクト・インスタンス・コマンド

ビジネス・オブジェクト・インスタンス・コマンドは特定のビジネス・オブジェクトのインスタンスで作業しているときだけ使用できます。

Employeeという名のビジネス・オブジェクトで作業している場合、詳細資格タイムシート印刷削除などはすべて特定の従業員に対して有効なコマンドです。

 

フレームワークでコマンドを表示する方法は、メニュー・バーのメニュー、あるいはポップアップ・メニューなどいくつかあります。

ツール・バー

ユーザーがオブジェクトを選択し、コマンドを選択する(つまり実行する)と、関連付けられているコマンド・ハンドラーが呼び出されます。