ブラウザー・アプリケーションをWindows複数層Webサーバー構成で使用する

Visual LANSA

ブラウザー・アプリケーションをWindows複数層Webサーバー構成で使用する


Visual LANSAフレームワークのブラウザーのバージョンは実行時に、SSI(Server Side Include:サーバー側インクルード)を通してLANSA for the Web pageにインクルードされるページを生成します。

そのため、(インクルード・ページが生成された)アプリケーション・サーバーはWebサーバーのファイル・システムへアクセスできる必要があります。アプリケーション・サーバーがSystem iでもWindows PCでも、仮想ディレクトリはWindowsWebサーバーに作成する必要があります。

アプリケーション・サーバーがSystem iサーバーの場合

一時ファイル・ディレクトリを作成する最も簡単な方法は、System i IFSシステムのディレクトリを使用することです。このサンプルでは、一時ファイル・ディレクトリとして指定されているのは/tmpで、WindowsWebサーバーに作成された仮想ディレクトリ(エイリアス)はVLF_Tempです。

ステップ1:WindowsWebサーバーPCで、コントロール パネル→管理ツール→インターネット インフォメーション サービスを開く

ステップ2:規定のWebサイトを右クリックし、新規作成、仮想ディレクトリを選択する

ステップ3:ウィザードの指示に従う

エイリアス

Visual LANSA Framework_Temp

ディレクトリ 

参照ボタンでtmpディレクトリをSystem i IFSに位置指定します。ただし、/tmpにドライブをマップしておく必要があるので注意してください。

アクセス許可

参照を許可

ユーザーIDとパスワード

IFSディレクトリにアクセスするユーザーとパスワードを指定します。

     

ステップ4:コントロール パネルの管理ツールフォルダーのIIS Admin サービスを終了して再始動する

ステップ5:仮想ディレクトリにアクセスできることを確認する。Internet Explorerを起動し、http://localhost/vlf_temp/と入力します。

管理者コンソールを起動します。

http://<your host>/cgi-bin/lansaweb?procfun+vf_pr004+vfu0402+<ppp>

 

ここで、<your host>はLANSA for the WebサーバーのIPアドレスで、<ppp>は使用する区画です。

実ディレクトリと仮想ディレクトリの値は、以下のように設定されます。

 

アプリケーション・サーバーがWindows PCの場合

概念的に問題は同じです。ただし、イメージやサブディレクトリを使用する場合は、仮想ディレクトリを構築する必要がないこともあります。例えば、以下のようになります。

Webサーバー・マシンの一時ファイル・ディレクトリに指定されるのはc:\Lansa\WebServer\Images\VLF_Temp\です。

アプリケーション・サーバーでは、ドライブ名GがWebサーバー・マシンのc:\Lansa\WebServer\にマップされます。

実ディレクトリと仮想ディレクトリの値は、以下のように設定されます。